韓国では「4人に1人」が鑑賞、パルムドール『パラサイト』超えの『ソウルの春』が日本公開決定

2024年04月22日 映画 #韓国映画

2023年、韓国で年間観客動員数第1位を記録し、韓国映画初のパルムドール作品『パラサイト 半地下の家族』を上回る大ヒットを記録した映画『ソウルの春』の日本公開が決定した。

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「12・12軍事反乱」を描いた本作。「12・12軍事反乱」とは、1979年12月12日にチョン・ドゥファンがノ・テウなどを率いた軍部内の私組織「ハナフェ」を中心とする新軍部が起こした事件である。

『ソウルの春』では、俳優ファン・ジョンミンが「チョン・ドゥグァン役」、俳優チョン・ウソンがチョン・ドゥグァンと対立する人物「イ・テシン役」を演じている。

ソウルの春、チョン・ウソン、ファン・ジョンミン
(画像提供=Plus Mエンターテインメント)『ソウルの春』韓国版メインポスター

韓国民主主義の存亡を揺るがした実際の事件をもとに、一部フィクションを交えながら描かれる本作。韓国で公開されるやいなや、事件をリアルタイムで知る世代はもちろん、事件を知らない若者たちの間でも瞬く間に話題となり大ヒットとなった。

独裁者の座を狙う男チョン・ドゥグァンへの激しい怒りと、彼に立ち向かったイ・テシンへの共感に、心をそして魂を揺さぶられた観客たちの世代を超えた熱量に支えられ、最終的には国民の4人に1人が劇場に脚を運び、『パラサイト 半地下の家族』などを上回る1300万人以上の観客動員を記録。コロナ禍以降の劇場公開作品としてはNO.1(2024年3月末日現在)となる、歴代級のメガヒットとなった。

この荘厳な歴史大作にして、圧倒的緊迫感に満ちた至高のエンターテインメントを作り上げたのは、国内外の映画ファンから熱烈な支持を集めるノワールアクション『アシュラ』などで知られる名匠キム・ソンス監督。同作でもタッグを組んだ2大スタ―、ファン・ジョンミンとチョン・ウソンを再び主演に迎え、文字通りの歴史的傑作を誕生させた。

また、本日4月22日は『私の頭の中の消しゴム』『無垢なる証人』『ハント』など数多くの話題作に出演してきたチョン・ウソンの51歳の誕生日だ。これを記念してファン・ジョンミン演じるチョン・ドゥグァンとチョン・ウソン演じるイ・テシンが対峙するイメージショットが解禁となっている。

ソウルの春、チョン・ウソン、ファン・ジョンミン
チョン・ウソン(右)、ファン・ジョンミン

映画『ソウルの春』は8月23日(金)より新宿バルト9ほかで全国公開。

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