K-POPガールズグループIVE（アイヴ）のウォニョンが、自身の名誉を棄損したユーチューバーと“合意のない戦争”を続ける見通しだ。
最後まで訴訟を続け、強力な処罰を下す意思を明らかにした。
ソウル中央地裁（控訴）第9-3民事部は3月5日、ウォニョンがYouTubeチャンネル『タルドク収容所』の運営者A氏を相手に提起した1億ウォン（日本円＝約1000万円）相当の損害賠償請求訴訟と関連して、調停回付の決定を下した。
調停回付とは、紛争当事者が交渉してお互いの葛藤を解決する手続きだ。このため、ウォニョン側と『タルドク収容所』側とで合意がなされた可能性も言及された。
ただ、ウォニョン側は強硬対応の方針を崩すことはなかった。「合意は絶対にない」という立場だ。
ウォニョンの所属事務所STARSHIPエンターテインメントは以前にも数回にわたって立場を明らかにした通り、「合意はなく、最後まで告訴を進行中」と伝えた。
STARSHIPエンターテインメントは今年1月、「ウォニョンが『タルドク収容所』に提起した民事訴訟は相手方が応訴せず、擬制自白（被告が裁判に対して何の対応もせずに自動的に敗訴になること）で勝訴判決が下された」と伝えた経緯がある。
『タルドク収容所』は典型的な“サイバーレッカー”のYouTubeチャンネルだ。“サイバーレッカー”とは、社会的なイシューになった出来事をつなぎ合わせて悪質な捏造を行うユーチューバーやインフルエンサーを意味する。
同チャンネルはウォニョンだけでなく、これまでも多くのスターの熱愛やプライベート、人間性など正確な事実確認が難しい事象に関して、あたかも真実であるかのように情報を捏造し、悪質なデマを発信し続けていた。
これに対し、STARSHIPエンターテインメントは2022年11月から、アーティストに対する継続的なデマの流布で深刻な名誉棄損をし、これによって業務を妨害した『タルドク収容所』を相手に、民事・刑事訴訟と海外での訴訟を進めてきた経緯がある。
刑事告訴は警察から検察に送致され、法の審判が下されるのを待っている。そのほか、ウォニョンが提起した1億ウォンの損害賠償請求訴訟は1審勝訴判決を受けた。
ウォニョンの勝訴は、フェイクニュースに対する警戒心を促すためにも、断固たる処罰が必要だとして応援を受けていた。
だが、『タルドク収容所』の運営者A氏は1審判決への不服を明らかにし、直ちに法律代理人を通じて控訴状を停止し、裁判所に訴訟結果に対すう執行停止を要求する「強制執行停止」を申請した。
このため、裁判所は1億ウォンの供託金を条件に強制執行停止の決定を下した。
STARSHIPエンターテインメント側は、強制執行停止や調停回付の決定にもかかわらず、最後まで罪を問うという立場には変わりがなかった。
同事務所は以前も、「当社は現在進行中の訴訟を通じて、民事・刑事上の責任を最後まで問うために最善の努力を尽くしている。アーティストの名誉毀損及び追加的な被害事例については、今後も合意することなく、可能な限り法的措置を執る予定だ」と、厳罰を問う姿勢を何度も強調していた。
（記事提供＝OSEN）
◇ウォニョン プロフィール
2004年8月31日生まれ。韓国・ソウル出身。STARSHIPエンターテインメントで2年間のトレーニングを受け、2018年にMnetのオーディション番組『PRODUCE 48』に出演。同番組で最終順位1位に輝き、IZ*ONEのセンターとしてデビューした。優れた美貌と抜群のスタイルを誇り、デビュー当初は「奇跡の14歳」と話題を呼んだ。IZ*ONE解散後、2021年12月にIVEのメンバーとしてデビュー。身長は173cm。
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