韓国芸能界最大のスキャンダル「バーニング・サン事件」の中心人物たちの動向が注目を集めている。
バーニング・サン事件に関わっていた芸能人たちが徐々に活動を再開しているなか、元BIGBANGのV.I、元FTISLANDのチェ・ジョンフンは海外を復帰の地に選んだようだ。
2018年末に浮上したソウル江南（カンナム）のクラブ「バーニング・サン」で発生したスキャンダルの中心人物として知られるV.I。彼は常習賭博や性売買処罰法（性売買斡旋やカメラ等利用撮影）、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律（横領）違反など計9の疑惑を受けた。軍人だったV.Iは、2022年5月に懲役1年6カ月を宣告されて国軍刑務所に収監。その後、民間の刑務所に移り、2023年2月に出所した。
一連のスキャンダルによりBIGBANGから不名誉に脱退し、芸能界から引退することになったV.Iだが、出所後はパーティーや豪華な生活が明らかとなり、多くの批判が集まっていた。
特に最近、ネット上では、V.Iがカンボジア・プノンペンでのイベントでMCをしている様子が収められた映像が拡散され、注目を集めている。
この映像のV.Iは、イベントの途中に「いつかG-DRAGONをここに連れてくる」と大声で叫んで観客の反応を引き出し、BIGBANGのユニット「GD X TAEYANG」の『GOOD BOY』を歌って注目を集めた。
だが、この一連の行動がひんしゅくを買っている。バーニング・サン事件後、BIGBANG脱退と芸能界引退を宣言し、グループに多大な迷惑をかけたV.Iが、G-DRAGONの名を再び口にして“有名税”を利用しているとネット上では非難が相次いでいる。
そしてもう一人。ロックバンドFTISLANDの元メンバーのチェ・ジョンフンは日本で復帰すると見られている。
彼は2016年1月から3月にかけて、歌手チョン・ジュニョン、クラブ「バーニング・サン」の元MDキム氏、会社員クォン氏、芸能事務所元職員ハ氏らと共に、酒に酔った女性たちを集団で性的暴行して不法撮影した容疑で、2019年5月9日に拘束された。
一審で懲役5年を宣告されたチェ・ジョンフンは、控訴審、上告審を経て懲役2年6カ月が確定。チェ・ジョンフンは集団性的暴行容疑のほかにも、賄賂供与意思表示および性暴力処罰法違反（淫乱物配布）の容疑で懲役1年、執行猶予2年を宣告され、2021年11月8日に満期出所した。
その後、ある番組では、芸能活動はせずに母親と教会に通い、敬虔な信仰生活をする姿が捉えられたりもした。だが最近、SNSの非公開アカウントでファンと疎通していたことが判明。また、日本のファンコミュニティサービス「FANICON」にチェ・ジョンフンのコミュニティが開設された。FANICONはファンが芸能人とコミュニケーションを取れるコンテンツだ。
チェ・ジョンフンはコミュニティ開設の案内文で、「約5年ぶりに皆さんに挨拶する」として、「私は皆さん一人ひとりのメッセージから力をもらい、このように元気な姿を見せることができた。本当に感謝する」と明らかにした。
続けて「今後、私がしたいことや私生活など、私のすべてをお見せしたい」とし、「皆さんと明るい未来を作れるよう努力するので、応援してくれることを願う。よろしくお願いする」と今後の活動をほのめかした。
このように、海外に活躍の場を求めているV.Iとチェ・ジョンフンだが、出所後の動向に世間の視線は依然として冷たく、怒りを表わす反応も多い。彼らが今後、どのような歩みを見せるのか注目が集まっている。
（記事提供＝OSEN）
■【画像】BIGBANG公式グッズはV.Iを“ぼかし処理”して販売
前へ
次へ
