ラブコメの『キム秘書はいったい、なぜ?』で究極のナルシストを演じきったパク・ソジュンが、今度は一転して、壮大な夢を持って疾走する血気盛んな若者を演じる。それが、新作の『梨泰院クラス』だ。
【写真】『キム秘書』で究極のナルシストを演じたパク・ソジュンに魅せられる
このドラマの舞台は、タイトルにもあるように梨泰院(イテウォン)だ。
ソウルでも「流行の先端を行く街」という評価があるほどの繁華街である。この街を舞台にして、不合理な世の中で必死に生きていく若者たちを描くのが『梨泰院クラス』なのだ。
主役のパク・ソジュンが扮するパク・セロイは、壮大な野望を持っている。
それは「梨泰院を自分の街にしてしまおう」というもの。凄まじい独占欲を見せつけるのだ。
こうなると、「壮大」というより、もはや「妄想」と呼べるほどにスケールが大きくなってしまうが、『梨泰院クラス』の予告編を見ると、「パク・セロイなら可能なんじゃないか?」と思わせるところがある。
パク・セロイが仲間たちと梨泰院の街を疾走する映像は迫力満点だ。パク・ソジュンもキリリとした短髪にして役に成りきっている。
そんな姿を鼓舞するように「俺は何をされても関係ない。願いをすべて叶えて生きていくんだ」というナレーションが入る。
野望を実現するためにパク・セロイは何を仕出かすのか。それによって、何が犠牲となるのか。強烈な生きざまを見せる特異なキャラクターを、パク・ソジュンはどう演じるのか。本当に興味は尽きない。
話題の『梨泰院クラス』は、2020年1月31日から韓国のJTBCで放送がスタートする。
(文=康 熙奉/カン・ヒボン)
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