【写真&解説】イチからわかるBABYMONSTER!!「怪物新人」への期待と不安

2023年11月28日 K-POP #BABYMONSTER

ガールズグループBLACKPINKの後を継ぐ「怪物新人」BABYMONSTERがついにそのベールを脱いだ。グループ名のように「怪物」のような破壊力を持ってK-POP界を席巻するか、業界の耳目が集まっている。

【写真】日本人メンバー公開!BABYMONSTER・アサ

BABYMONSTERはYGエンターテインメント(以下YG)がBLACKPINK以来、約7年ぶりに世に送り出す新人ガールズグループだ。

ヤン・ヒョンソク総括プロデューサーが約3年ぶりに復帰して初めて作ったグループでもある。当初は7人組でデビューする予定だったが、アヒョンが健康上の理由で休息期に入り、まずは6人組としてスタートに乗り出す。

(画像提供=YGエンターテインメント)BABYMONSTER

メンバーたちは「長い間見てきた夢を叶える日なので本当に幸せだ」とし、「今まで見られなかった、私たちだけの色をお見せできるよう最善を尽くして努力した。デビューを皮切りにファンの皆さんの期待に100倍でお応えするために、さまざまなことを準備してきたので、多くの期待をお願いします」とデビューの感想を伝えた。

YGの本気が伝わるメンバーたち。すでに認められた外見・実力

BABYMONSTERは11月27日0時(日本時間)、シングル『BATTER UP』を発表した。グローバル音楽市場の勢力図を変える「ゲームチェンジャー」として、自信にあふれ堂々としたメッセージを盛り込んだ楽曲だ。

『BATTER UP』は強烈なヒップホップ・ジャンルだ。中毒性の強いメロディーと重厚なビートサウンドでリスナーを魅了。メンバーたちの力強いボーカルとスピード感のあるラッピングが印象的だ。

(画像提供=YGエンターテインメント)BABYMONSTER

NewJeans、IVE、LE SSERAFIMなど、最近のガールズグループが「イージーリスニング」曲を前面に出しているのに対し、BABYMONSTERはYG先輩ガールズグループである2NE1、BLACKPINKのように強烈なHIPHOP曲を前面に押し出してYGらしい色彩を明確にした。

幼い(BABY)年齢にもかかわらず、怪物(MONSTER)のような実力を兼ね備えたというグループ名のように、メンバー構成は14歳から21歳と若く、にもかかわらずボーカル、ラップ、ダンスの実力は怪物のような高レベルを誇る。すでに3月に公開された8部作リアリティ芸能『ラストエボリューション』でその力量を公開し、熱く支持してくれるファンダムを確保した。

(画像提供=YGエンターテインメント)BABYMONSTER

公式YouTubeチャンネル登録者342万人、累計再生回数は5億回に達する。今年5月に発売したプレデビュー曲『DREAM』はアメリカのビルボード「ホット・トレンド・ソングス」チャートで1位を記録し、正式デビュー前から話題を集めた。

ベールを脱いだ『BATTER UP』の人気も尋常ではない。ミュージックビデオはYouTubeに公開されてから10時間で再生回数が1000万回に迫り、急速に再生回数を増やしている。

それだけでなく、計14カ国のiTunesソングチャートで1位となり、ワールドワイドソングチャート最上位圏に定着。今年発売されたデビュー曲の中で初めて米iTunesトップ50入りし、世界最大のポップ市場において新人としては異例の成果を収め、グローバルな関心を集めていることを立証した。

デビュー不発のアヒョン、オーナーリスクの弱点

BABYMONSTERは韓国(ラミ、ローラ)、タイ(パリタ、チキータ)、日本(ルカ、アサ)の多国籍メンバーからなるグループだ。BLACKPINKのようにデビューと共に攻撃的なグローバル進出に乗り出すものと予想される。

ただ、デビューを控えて突然メンバーのひとりだったアヒョンがチームから抜けて、ファンの間では物足りないとの声も出ている。韓国人メンバーのアヒョンは早くから「リトルジェニー」と呼ばれ、BABYMONSTERのビジュアルセンターとして注目を集めた。そのため一部では、BABYMONSTERの戦力に懸念を示した。

(画像提供=YGエンターテインメント)アヒョン

ただ、YG側は「アヒョンが十分に回復し、良い姿で戻ってくるよう支援を惜しまない」とし、今後のBABYMONSTER合流の可能性を残している。

ヤン・ヒョンソク総括プロデューサーの「オーナーリスク」も彼女たちが越えなければならない山だ。BABYMONSTERはヤン総括プロデューサーがデビュー段階から陣頭指揮したグループとして注目されているが、それだけ雑音も多かった。

所属歌手の麻薬投薬疑惑捜査をもみ消そうとした疑いで裁判にかけられ、1審で無罪を受けたヤン総括プロデューサーは、11月8日に開かれた控訴審で懲役6カ月、執行猶予1年を宣告された。

YGは2019年のバーニングサン事件以後に続いた「オーナーリスク」でも騒々しい状況だ。そんなオーナーリスクの張本人であるヤン総括プロデューサーを前面に掲げたことが彼女たちにとって得になるか損になるかは、もう少し見守らなければならないだろう。

韓国のある歌謡界関係者は言っている。

「BABYMONSTERがヤン・ヒョンソク総括プロデューサーの全面的な支援と企画の下で誕生したガールグループだということは周知の事実。つまり、BABYMONSTERが成功すれば、ヤン総括プロデューサーの成功方程式が再び証明されることになる。彼の健在ぶりが立証するかにも、関心が集まっているわけだ。それだけにヤン総括プロデューサーに対する否定的な視線を吹き飛ばすことが、まずは彼女たちの宿題となる。すべてのメンバーが卓越した実力を備えていると知られているだけに、最近BLACKPINK再契約イシューで不安定なYGに、彼女たちが新しい突破口になるか注目される」

◇BABYMONSTERとは?

YGエンターテインメントがBLACKPINK以来、約7年ぶりにローンチしたガールズグループ。韓国出身(ラミ、ローラ)、タイ出身(パリタ、チキータ)、日本出身(ルカ、アサ)の6人で構成された。各々が1000倍の競争を勝ち抜いてYGエンタの練習生として合流し、4年間、専門のトレーニングを受けた。2023年5月にはプレデビュー曲『DREAM』を公開。正式デビュー前でありながら、米ビルボードは「注目すべきK-POPアーティスト」に選定し、「K-POPジャンルに新しい波を起こすだろう」と展望した。2023年11月27日、デジタルシングル『BATTER UP』でデビュー。

【画像】BABYMONSTERの日本人メンバー、“ルカ”とは?

「やっぱり…」BABYMONSTER、デビュー前にメンバーが脱退

【写真】BABYMONSTER、メンバー6人の“戦力”分析。日本出身は2人

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集