“黒幕”が警察の取り調べ受けるなか、FIFTY FIFTYの3人が提起した「専属契約効力停止仮処分」の抗告が棄却

2023年10月24日 話題 #FIFTY FIFTY

米ビルボードで好成績を収めた4人組ガールズグループFIFTY FIFTYの立場が悪化している。

【注目】FIFTY FIFTYメンバー、紛争の“黒幕”を明かす

10月24日、ソウル高裁はFIFTY FIFTYのメンバー、セナ、シオ、アランが提起した専属契約効力停止仮処分の抗告を棄却した。

FIFTY FIFTYの4人は今年6月、所属事務所ATTRAKTが精算資料の提供義務、メンバーの身体的・精神的健康管理義務などを履行しなかったとし、専属契約解除を主張する専属契約効力停止仮処分申請を提起した。しかし、裁判所は8月、FIFTY FIFTY側が専属契約解除の理由を十分に疎明できなかったと棄却。

棄却を不服としたFIFTY FIFTY側は抗告したが、キナのみ10月16日に抗告を取り下げ、ATTRAKTへの復帰意思を示した。

FIFTY FIFTY
(写真提供=OSEN)FIFTY FIFTY。左からシオ、セナ、アラン、キナ

その後、ATTRAKTは23日にセナ、シオ、アランの専属契約の解除を通知し、「FIFTY FIFTYメンバーの3人が甚大な契約違反行為に対して、いかなる是正と反省もないことに対して措置を取った」と明らかに。そして、FIFTY FIFTY関連業務でATTRAKTと提携していたThe Giversのアン・ソンイル代表は24日午後、一連の騒動の“黒幕”としてソウル・江南(カンナム)警察に出頭し、初の取り調べを受けている。

◇FIFTY FIFTYとは?

キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループ。全員が韓国出身。確率的に五分五分という意味を持つグループ名には、理想と現実、そしてそのなかに共存する存在になるという思いが込められた。2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビュー。2023年2月に1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースし、そのタイトル曲『Cupid』が大ヒット。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に20週以上も連続チャートイン(最高順位17位)し、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新した。“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。

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