同日、カロセロ研究所のカン・ヨンソク弁護士と元MBC記者キム・セウィは、被害を訴える女性Aさんの発言に基づいて、過去にキム・ゴンモがソウル江南のルームサロンでAさんを性的暴行したと主張した。
これに対してキム・ゴンモ側は、疑惑を全面否定し、虚偽事実の流布と名誉毀損で法的対応に乗り出すと発表した。
しかし12月9日、カン弁護士はキム・ゴンモから性的暴行を受けたと主張する女性Aさんの代理として、ソウル中央地検に告訴状を提出。12月10日、ソウル地検は該当事件を女性児童犯罪調査部(部長検事ユ・ヒョンジョン)に割り当てた。
疑惑が波紋を呼んでいるなか、キム・ゴンモは予定されたイベントやテレビ出演を続けている。
キム・ゴンモは12月7日に仁川でコンサートを予定通り行い、今後予定されている年末コンサートも進行するという立場だ。SBSのバラエティ番組『醜い私たちの子』側は12月8日、キム・ゴンモが出演する部分を編集することなく、そのまま放送して非難を浴びたりもした。
キム・ゴンモは1968年1月13日生まれ。1992年にアルバム『眠れない夜、雨は降って』でデビュー以来、韓国を代表する国民的な歌手として活躍している。2000年には日本公演も行った。2020年5月にはピアノ演奏家のチャン・ジヨンとの結婚式を控えている。2人はすでに婚姻届を提出しており、法的には夫婦となった。
性的暴行に続き、暴行疑惑まで浮上したなかで、無実を訴え続けているキム・ゴンモ側の立場に変化が生じるか、注目される。