「K-POP世代交代」の中心で輝く青春の代弁者TXT…世界的グループへと成長、今や“Next BTS”に

2023年10月12日 話題 #TXT

世界的な人気を確立しているTOMORROW X TOGETHER(以下、TXT)が、本格的な世代交代に向けて邁進する。

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TXTは10月13日13時、3rdフルアルバム『The Name Chapter:FREE FALL』をリリースし、リード曲『Chasing That Feeling』で活動を再開する。2021年5月に発表した『The Chaos Chapter:FREEZE』以来、2年4カ月ぶりのフルアルバムだ。

リリースを翌日に控えた12日、TXTはソウル・慶熙(キョンヒ)大学の平和の殿堂でメディアショーケースを開催。リーダーのスビンは「激しい悩みの末に出てきた。かっこいい姿をお見せしたい」と覚悟を明らかにした。

リリース前にキャリアハイ

TOMORROW X TOGETHER
TOMORROW X TOGETHER

TXTはこれまで、同年代の若者の成長というテーマで、多彩な感情を現代的な音楽とコンテンツで解釈し、全世界のZ世代から支持を得てきた。今回は前作の5thミニアルバム『The Name Chapter:TEMPTATION』の続編となる。

『TEMPTATION』で誘惑に揺れる若者の姿を描いたならば、今作では成長から目を背け、世の中から逃避していた少年たちが、現実を直視することを決心したあとのエピソードを歌う。

“青春世代”に対してヨンジュンは「不確実な未来に不安を感じることもあるが、その中に美しい瞬間も共存すると思う」とし、「弱くも強固な青春の姿を私たちだけのカラーで表現した」と説明した。

リリース前にもかかわらず、新アルバムの予約注文は新記録を樹立している。予約開始8日目にして235万枚と集計され、カムバックを約1カ月後に控えた時点で早くも“キャリアハイ”を予告したのだった。

新譜には『Chasing That Feeling』をはじめ、『Growing Pain』『Back for More (TXT Ver.)』、『Dreamer』『Deep Down』『Happily Ever After』『Skipping Stones』『Blue Spring』『Do It Like That』の9曲が収録される。テヒョンは「ハードロック、ポップ、インディーロックなど、さまざまなジャンルをTXTならではの色で表現した」と解説する。

リード曲に込められたメッセージ

TOMORROW X TOGETHER・スビン
スビン

アルバムの顔となる『Chasing That Feeling』は、ニューウェーブジャンルの疾走感あふれるメロディーと、しっかりとしたビート、シンセサウンドが印象的な楽曲で、ありのまま眺めた現実は美しくはないが、この苦痛さえ宿命として受け入れるという少年たちの意志が込められている。

リード曲についてスビンは「最近の若者が感じる現実は何だろうか悩んでみた。ありのまま直視した現実は疲れて手に余るものだと思う。それでも夢と目標のために前に進まなければならないが、この曲は休まず進む青春の意志を込めた曲だ」と述べた。

一方で、最初に聞いた時は不慣れだったというヒュニンカイは「いつも新しい試みをしてきたが、今回も新鮮だった。ずっと聞いているうちに中毒性があった」と話す。スビンは「最初から最後まで軽く聞きやすい。レトロなサウンドも面白く、パフォーマンスも印象的だろう」と付け加えた。ボムギュは「 2回目に聞いた時から一緒に歌うほど中毒性があった。好きなジャンルでもあり、ドライブしながら聞きやすい音楽だと思った」と満足感を示した。

TOMORROW X TOGETHER・ヨンジュン
ヨンジュン

BTSのデビュー以来、6年ぶりにBIGHIT MUSICが披露したTXT。今や彼らは世界的なアーティストへと成長し、“K-POP世代交代”の中心に立っている。アメリカの権威ある音楽授賞式「2023 MTV Video Music Awards」では、歴代K-POPアーティスト中、最短期間でパフォーマンスを披露し、世界の音楽市場で最も注目すべきアーティストを決める「PUSH Performance of the Year」を受賞した。

TOMORROW X TOGETHER・ボムギュ
ボムギュ

ボムギュは「未公開曲だった『Back for More』を披露したが、アメリカの授賞式でのパフォーマンスが初めてだったので、(普段とは)数十倍は緊張して舞台に上がった。多くの方々が楽しんでくださったおかげでうまくできたし、次の機会があれば最善かつ最高、さらに完璧な舞台をお見せする」と感想を伝えた。続いてスビンは「全世界にK-POPを知らせることに寄与しているというのが私たちの原動力だ」とし、ヨンジュンも「現場では、以前よりも熱気が高かったということを体感する。それでも依然として不思議で、まだ叶えたいことが多い」と付け加えた。

今や“Next BTS”と称されるほどに

ほかにも、ヨーロッパ最大の音楽授賞式「2023 MTV EMA」では計3部門に名を連ね、K-POPグループとしては今年最多の部門にノミネート。前述の『TEMPTATION』は米ビルボードの「ビルボード200」で1位を獲得し、2、3週目にもトップ10圏内を維持するという気迫を見せた。「ビルボード200」で1位を獲得したあと、3週連続でトップ10を維持したK-POPボーイズグループは、先輩のBTS(防弾少年団)とTXTのみだ。

TOMORROW X TOGETHER・テヒョン
テヒョン
TOMORROW X TOGETHER・ヒュニンカイ
ヒュニンカイ

勢いが増す一方のTXTは、来る12月にソウルでのアンコール公演で2度目のワールドツアーのラストを飾る。これまで世界15都市で計27公演を行い、初の北米スタジアム公演、日本ドーム公演という大きな道標も残した。

海外授賞式の出席と受賞、ワールドツアーなど、世界的グループとしての地位を確立し、先輩BTSの足跡をたどっていることから、“Next BTS”とも称されている。

このような現状について、スビンは「BTS先輩たちに続いて、K-POP界に少しでも貢献できれば、それだけでも満足だ。私たちだけの音楽と私たちだけの色で、良い影響を及ぼすグループになれるよう努力する」と誓った。

TOMORROW X TOGETHER
TOMORROW X TOGETHER

そしてTXTだけの強みについて、テヒョンは「世代、国を問わず共感できる話ができるということと、輝く私たちの容貌が人気の要因だと思う」と自信を示した。

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