「大変ご心配をおかけして申し訳ありません」
違法薬物を常習的に使用していた疑いが持たれている俳優ユ・アイン(36、本名オム・ホンシク)が、再びカメラマンたちの前で頭を下げた。ただ、証拠隠滅疑惑に対しては強く否認している。
ユ・アインは、9月21日10時からソウル中央地裁で開かれた麻薬類管理法違反、証拠隠滅教唆、犯人逃避などの疑いが持たれているユ容疑者と知人のチェ容疑者の拘束前被疑者尋問(令状審査)に出席した。5月25日、警察が捜査していた当時に請求された彼らの最初の拘束令状が棄却されて119日ぶりだ。
9時37分頃に少しやつれた姿で裁判所に到着したユ・アインは入廷前、集まった記者たちに「心配をかけて申し訳なく、誠実に答える」と話した。しかし証拠隠滅教唆、大麻強要疑惑を認めるかという問いには「違う」ときっぱり否認した。
“遠征”しての麻薬購入に関する質問には、これといった答えもなく取材陣の前を通り過ぎた。
なお、ユ・アインは2020年からソウル一帯の病院で、美容施術での睡眠麻酔使用を口実に約200回、計5億ウォン(約5000万円)相当のプロポフォールなどの医療用麻薬を常習的に買収、使用した疑いが持たれている。数十回にわたって他人名義で約1000錠の睡眠薬を違法処方してもらい服薬したという。今年1月にはチェ氏ら4人でアメリカへと行き、大麻などの違法薬物を摂取した疑いも持たれている。
ユ・アインの拘束可否は同日夕方頃に決定される見通しだ。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。
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