約11億ウォン(約1億1000万円)相当の化粧品投資詐欺の疑惑をかけられた韓国歌手が容疑を認めた。
9月14日、仁川(インチョン)地方裁判所・第15刑事部(チュ・ホジュン部長判事)では、特定経済犯罪加重処罰法(詐欺)容疑で拘束起訴されたDecember出身のユンヒョクの3次公判が開かれた。
別の詐欺事件2件も併合された。
同日、ユンヒョクの弁護人は「(追加で併合された)2件の容疑をすべて認める」と明かした。
ユンヒョクは今年6月、知人らに「化粧品の流通事業を行っている。有名芸能人とファンらが参加している状態。投資をすれば2~3週の間に30%の収益金を受け取ることができる」などと話し、2022年7月から12月にかけて計8億7000万ウォン余りを騙し取った容疑で起訴された。
さらにユンヒョクは2022年4月から12月にかけて投資者や知人から投資金の名目で、3億ウォン以上を騙し取った容疑もかけられた。つまり計11億ウォン台の詐欺を働いたというわけだ。
当時のユンヒョクは借金が5億ウォン(約5000万円)ほどあり、収益金を支払う能力や意思もなく、債務の返済や個人の用途でお金を利用するために詐欺を行ったと調査された。
1984年2月28日生まれのユンヒョクは、2007年に歌手ZIAのアルバムに『男の愛』という曲で参加してデビュー。2009年10月にDKとデュオDecemberを結成。Decemberは2010年のKBS歌謡大祝祭で「今年の歌手」賞などを受賞している。
一方でユンヒョクは2017年、ソウル江南(カンナム)一帯を移動中に警察の不審検問に捕まった。彼は先立って飲酒運転で免許が取り消された状態だった。取り締まりの過程で警察が身分証を要求すると、実兄の住民登録番号を伝えたという。
2019年にはドラマ『たった一人の私の味方』のOSTに参加して復帰したかに見えたが、以降はこれといった活動が知られていなかった。
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