兵役による空白期間、いわゆる“軍白期”を終えて同時期に復帰したカン・ハヌルとイム・シワン。華麗な復帰を遂げた2人の俳優は、共に新たな歴史を紡ぎだした。
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韓国ではここ数年間「20~30代の若手俳優の飢饉」とされ、業界関係者らはキャスティングの壁にぶつかってきた。演技力とスター性を兼ねそなえた俳優たちが同時期に入隊し、主役となるスターを探すことに難航していたのだ。
そのため、今年に入って同時期に除隊したカン・ハヌルとイム・シワンの復帰には、大きな関心が集まっていた。復帰作では両者共に魅力的な変身を見せ、演技の世界に華麗に舞い戻った。
カン・ハヌルは、去る11月21日に最終回を迎えた『椿の花咲く頃』(KBS2)を通じて、視聴者の間で“今年最も輝かしい俳優の一人”に挙げられた。演技力だけでなく大きな存在感も証明し、結果的に『椿の花咲く頃』は彼の復帰作であると同時に代表作となった。
『椿の花咲く頃』はカン・ハヌルの復帰作、そしてラブコメを制した女優コン・ヒョジンの3年ぶりとなるドラマ作品で放送前から注目を集めていた。カン・ハヌルが見せた魅力的な姿は、その話題性に恥じないものだった。
劇中でカン・ハヌルは、誰よりもまっすぐに生きるトンベク(コン・ヒョジン)に夢中になるファン・ヨンシク巡査を熱演。ピュアな田舎青年の姿は、多くの視聴者から反響を得た。
カン・ハヌルはこれまで、ドラマ『相続者たち』(2013年、SBS)、映画『二十歳』、『ドンジュ』といった多彩な作品を通じて確かな実力を見せてきた。しかし、自身の演じるキャラクターが国民的に愛され、メガヒットを生んだのは事実上『椿の花咲く頃』が初めてだ。
除隊後の復帰作が“大当たり”となったカン・ハヌルであるだけに、今後の活躍に対する世間からの期待も大きい。
ZE:A出身のイム・シワンもまた、除隊後の復帰作を通じて新たな魅力を披露した。