韓国トップスターが「光復節」の過ごし方で激しい批判にさらされている。
光復節とは、1945年8月15日に韓国が日本から解放されたことを記念し、臨時政府法統を継承した大韓民国政府樹立を祝う日だ。
まず女優のコ・ソヨンは8月15日、自身のSNSに日本旅行の写真を投稿。だが、多くの批判コメントが寄せられると直ちに写真を削除し、謝罪文を公開した。批判した者たちは「なぜ、よりによって今日、日本旅行の写真を載せるのか分からない。後で公開することもできるだろう」という反応だ。
同日に近況を公開した、女優のキム・ソンウンも炎上している。彼女はハワイで休暇を楽しむ姿をSNSで公開したことで、“ハワイ山火事”に無関心だという批判を受けたているのだ。
ハワイ最悪の災害に挙げられる今回の山火事で、米ハワイ・マウイ島の火災死者数は101人と集計された(16日時点)。
ハワイのある住民は「韓国の住民たちが(山火事から逃げようとして)海に落ちて死んだが、翌日には観光客が同じ水中で泳いだ」とし、「住民たちは水泳、シュノーケリング、サーフィンをしていない。この悲劇の中で楽しみを求める人は誰もいない。住民の基盤と観光地、2つのハワイがあるようだ」と述べ、観光の自制を要請した。そのため、観光地で余裕を楽しむキム・ソンウンの姿にネット上の人々は共感力が足りないのではないかと批判したわけだ。
ほかにも、光復節でのことではないが、先月には女優のファン・ジョンウムが「会えて嬉しい。君に会うためメガネをかけてきた」とSNSに綴り、海外旅行中に動物園に行ってきた様子を公開した。だが、公開されたトラが痩せていたことで、大衆は“動物虐待”と彼女を非難する事態に。これに対してファン・ジョンウムは「見えるものがすべてではない。人々がバスの中にいるのだ。トラは自然の中に」と文章を一部修正しながら釈明に乗り出したが、批判は収まっていない。
このように、芸能人という職業は大衆に少なからぬ影響力を及ぼすだけに、光復節の日本旅行や被災地旅行、動物への対応に、より慎重に接しなければならないとネット上の人々は批判している。だが一部では「公務員でもない芸能人が、個人的な旅行写真で過度に批判されている」と反対の声を出したりもした。
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