「いくら直しても満たされないよ!」
【写真】日本のテレビで「韓国芸能人99/100人が整形」発言の女性タレント
女優キム・ソンウンが整形手術の悲哀を告白したなか、韓国女性芸能人の整形事情が注目を集めている。
7月27日に韓国で放送されたバラエティ番組『生きてるね!生きてるよ』(原題、tvN)では、かつて高い関心を受けた元子役たちが出演した。
このなかの一人として出演したキム・ソンウンは、整形について悩んだという他の出演者の告白に「私は整形手術をたくさんしたのに全く同じだ!」と整形の悲哀を吐露。続いて「この時間、このお金、この苦痛!」と泣き叫んで周囲を爆笑させた。
このように、韓国で女性芸能人が整形を告白するようになったのは、昨日今日の話ではない。昨今はYouTubeチャンネルが生活に根付いたことで、詳しい整形プロセスや回数などを赤裸々に公開する芸能人も増えている。
最近では、女優のコ・ウナが自身のYouTubeチャンネルで毛髪移植から鼻の整形手術まで公開し、注目を集めた。「整形推奨ではない」と強調した彼女は、過去に負ったケガで鼻の手術を行ったが、これによる副作用で再手術を選択したと説明した。
そしてコメディアンのイ・セヨンも、ユーチューブで二重まぶた、鼻の整形手術後1週間の変化を詳しく公開。手術直後の腫れている顔に包帯を巻いた姿から、だんだんと定着していく驚くべき過程が多くの注目を集めた。
他にもタレントのチャン・ヨンランもユーチューブで整形を率直に告白している。「目だけで3回した。ほかは本当にない。ナイフを当てたのは二重(まぶた)だけだ」と明かしたことがある。
このように、原題は“整形=コンテンツ”時代だ。大小問わず、整形文化が完全に定着した結果だ。整形する理由は健康のため、美しさのためと様々だ。整形が身近になったことで、芸能人が発信する“情報”を、大衆がより積極的に受け取っている。
ただし、コ・ウナが言及したように、「整形手術推奨」はまた別の問題だ。カメラの前に立つ芸能人という職業の特性上、見た目の些細な評価に左右されるのは芸能人の職業的哀歓であり、これを改善するための努力の一環として整形は無視できない。
しかし、万人の前に立つことのない一般人のケースが、芸能人と同一視されることはないはずだ。外見による好感度が欠かせない芸能界とは違い、日常生活における外見の評価は簡単にしてはならない。
いくら整形が普通のことになったからとはいえ、蔓延することが決して手放しで喜ばれるわけでもない。芸能人の率直な整形告白を真っ直ぐに受け取るのではなく、彼女たちの影響力に存在する悩みも考えなければならないだろう。
(記事提供=OSEN)
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