巨匠・坂本龍一の軌跡は輝き続け…韓国JIMFFで「提川映画音楽賞」を受賞、現地でトリビュートコンサートも

2023年07月13日 話題

今年3月に亡くなった世界的な音楽家、坂本龍一さんが韓国の「第19回提川(ジェチョン)国際音楽映画祭」(以下、JIMFF)で提川映画音楽賞を受賞した。

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JIMFF側は13日、「坂本龍一を受賞者に選定」と発表。「音楽だけでなく環境問題、平和運動といった社会問題に対しても積極的であった個人の業績を記念して授賞した」と明らかにした。

JIMFFは、韓国で2006年から開催されている。今回坂本龍一さんが受賞した提川映画音楽賞は、韓国映画音楽の分野で明確な足跡を残した音楽家に対して贈られるものだ。2017年からはその対象をアジアに拡大した経緯があり、過去には作曲家の川井憲次も同賞を受賞している。

(写真提供=釜山国際映画祭)

坂本龍一さんは2018年に映画『天命の城』、アニメ映画『My Tyrano:Together、Forever』の音楽を手掛け、韓国で大きな存在感を発揮した。同年10月には「釜山国際映画祭」に初登場し、「今年のアジア映画人賞」を受賞。開幕式でピアノ演奏も披露し、現地での人気を確かなものにした。

去る3月に闘病の末亡くなったことが報じられた際には、韓国でもBTS・SUGAやNCT・テヨン、作曲家チョン・ジェヒョンといった著名人らが坂本龍一さんに追悼の意を伝えている。

なお、韓国では来る8月12日に提川室内体育館で「Ryuichi Sakamoto Tribute Concert」が開催される予定だ。

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