被害額は総額“600億”ウォン超か…「財テクの女王」も被害、韓国大規模詐欺事件の手口とは

2023年07月11日 話題

大規模詐欺事件で“財テク女王”と称されるタレントも被害に遭っていたことが判明した。

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被害額が数百億ウォン(数十億円)台にものぼるママカフェ(子育て中の母親向け情報交換サイト)詐欺事件により、50代のサイト運営者A氏が拘束状態で裁判に付されたなか、タレントのヒョンヨンがA氏と親しい関係だったことが分かった。

7月11日、韓国メディア『ディスパッチ』の報道によると、ヒョンヨンは昨年4月29日から計5億ウォン(約5400万円)をA氏に送っていた。A氏はヒョンヨンに毎月7%の利子を与え、6カ月後に元金を返済すると言ったが、ヒョンヨンは5億ウォンに対する利子として月に3500万ウォン(約380万円)ずつを5カ月間にわたって受け取っただけで、元金に当たる3億2500万ウォン(約3500万円)を受け取れなかったという。

肩書を利用した卑劣な手口

“財テクの女王”として知られたヒョンヨンを、詐欺行為に利用した証拠も捕捉された。A氏はヒョンヨンと同席した誕生日パーティーの写真を利用し、ヒョンヨンの化粧品をママカフェで販売したりもした。

(写真=ノア・エンターテインメント)ヒョンヨン

同メディアの報道によると、被害者の会の関係者は「A氏は“財テク女王”も私に投資するとして安心させた」とし、「会員の前で(ヒョンヨンと)直接通話もしていた。ヒョンヨンが投資するほどだからと疑わなかった。確実な財テクだと思った」と話している。

本件に対してヒョンヨンはA氏を借用金詐欺疑惑で告訴し、警察はA氏を特定経済犯罪に伴う詐欺罪で起訴した。

一部では、ヒョンヨンも単純な被害者とは見難いという声も出ている。ヒョンヨンが利子所得を別途申告しなかった場合、所得税法違反の有無も適用される可能性もあるという。

なお、6月26日、仁川地検は特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(詐欺)および類似受信行為の規制に関する法律違反の疑いで、A氏を拘束起訴した。

A氏は2019年11月から昨年9月までママカフェを運営し、会員である被害者61人を相手に金品142億ウォン(約15億円)を奪った疑いで起訴された。

また、被害者282人から約464億ウォン(約50億円)を類似受信(認可、許可を受けていない、又は登録、届出をしていない状態で不特定多数から資金調達する行為)した疑いでも起訴された。A氏は「商品券に投資すれば、3~4カ月後に投資金に10~39%の収益を追加した金額の商品券、または現金を支給する」と会員を騙していたことが把握されている。

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