火災で延期されたファンミーティングが、今度は死亡事故で延期となった。
ドラマ『賢い医師生活』などで知られる俳優のユ・ヨンソク（39）が不慮の事故で、今年デビュー20周年ファンミーティングを2度も延期した。
1度目はファンミーティングを開催する予定だった大学で火災が発生し、2度目は学生の死亡事故が起きたためだ。2度も延期することになった状況なので残念だが、勇気のある決断を下した。
6月28日、ユ・ヨンソクの所属事務所キングコングby STARSHIPは「7月1日土曜日に開催予定だったユ・ヨンソクのデビュー20周年ファンミーティング“ユ・ヨンソクの理解”は、最近公演会場の近くで発生した事故と関連して正常な開催が難しいと判断し、やむを得ず公演の暫定延期を決定することになった」と明らかにした。
続けて「俳優ユ・ヨンソクのデビュー20周年ファンミーティングの公演日程と場所は、後日お知らせを通じて再びご案内する。既存の前売り券は、前売り先を通じて一括キャンセルされる予定であり、関連して以下の内容を参考にしてほしい」と付け加えた。
ユ・ヨンソクのデビュー20周年ファンミーティングは、来る7月1日にソウルの同徳（トンドク）女子大学校100周年記念館で開かれる予定だった。
ところが6月5日、同徳女子大の在学生が校内の坂道から降りてくるゴミ収集車に、はねられて死亡する事故が発生した。
同大学の女子大生たちは、亡くなった学生を追慕する集会を開いた。そんな状況に、ユ・ヨンソク側は「事故に対する哀悼の気持ちを込めてやむを得ず公演を延期することになった点、ご了承願う」と伝えた。ユ・ヨンソクは亡くなった学生を哀悼するために、ファンミーティングを延期することを決めた。
しかしユ・ヨンソク側にとって、今回のファンミーティング延期は容易なことではなかった。それもそのはず、ユ・ヨンソクのデビュー20周年ファンミーティングの延期は、今回が2回目なのだ。
先立ってユ・ヨンソクは、4月8日に梨花（イファ）女子大学校・サムスンホールで20周年ファンミーティングを開催する予定だった。しかし会場近くの駐車場で火災が発生し、ファンミーティングを正常に進めることができなかった。
これに対して所属事務所は、ファンミーティング開催4日前に「先週、梨花女子大学校ECC駐車場で発生した火災により、公演会場側から今週の公演の円滑な進行が不可能だと伝えられた」とし、ファンミーティングの暫定延期を知らせた。
所属事務所側は「これと関連して内部的に議論した結果、4月8日土曜日、梨花女子大学校サムスンホールで進行予定だったユ・ヨンソクのデビュー20周年ファンミーティング“ユ・ヨンソクの理解”は、やむを得ず公演の暫定延期を決めることになった」と知らせた。
同時に「公演を待ってくださった観客の皆さんに残念な知らせを伝えることになり、申し訳ない」とし、「やむを得ない延期に対して広い了解をお願いする」と付け加えた。
公演前、ユ・ヨンソクは「もう20周年だなんて！感謝の気持ちを込めて一生懸命準備しています。私たち、4月8日土曜日にファンミーティングで会いましょう」と期待を示した。しかし会場に近い駐車場の火災でファンミーティングを延期しなければならなかった。
ユ・ヨンソクは「ファンミーティングにたくさん期待したはずなのに、私もとても残念です」と心境を伝えた。
特にユ・ヨンソクは、ファンミーティングの企画段階から参加し、タイトルとコンセプトに対するアイデアを積極的に出したかと思えば、これまで作品の中で披露してきた歌をはじめ、特別なステージまで準備した。また、デビュー20周年ファンミーティングの公式MDまで発売した。
その後、7月1日に改めてファンミーティングを開催することに。一般前売りチケットは、オープンから1分で全席売り切れを記録したほどファンの関心が熱かった。しかし改めてファンミーティングを開催することにした同徳女子大学で、学生の死亡事故が発生し、ユ・ヨンソク側は哀悼のために再びファンミーティングを延期することを決めた。
ユ・ヨンソクだけでなく、2度もファンミーティングが延期され、ファンが残念に思うのは当然のことだ。それでも死亡した学生を哀悼するための決断であるだけに、ファンも理解を示している。
（記事提供＝OSEN）
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