またしても韓国で出演料未払い事件が発覚した。
【注目】9億ウォン未払いを主張した韓国女優(41)、事務所代表を横領容疑で告発
最近、女優のソン・ジヒョが出演料未払いだった元所属事務所を相手に、未払い精算金請求訴訟を起こしたことで注目を集めた。
そんななか、人気タレントのイ・ギョンギュ、チャン・ドヨン、ユ・セユンらも2年間にわたって出演料を受け取れていなかったという事実が、遅れて確認された。彼らが受け取れなかった出演料は、計10億ウォン(約1億円)に迫るという。
彼らの元所属事務所兼外注製作会社であるA社の関係者は6月5日、本紙『スポーツソウル』との電話インタビューで「会社廃業当時、代表だったB氏の父親名義の家まで売って借金を返済した」とし、「(未払い出演料は)再起後に必ず返す」と伝えた。
A社は、『スターパパ奮闘記!スーパーマンが帰ってきた』『ペットバラエティ~犬は素晴らしい』など多数のバラエティ番組を手がけてきた外注製作会社で、並行してマネジメント会社も運営してきた。
しかし、経営上の理由により、一部出演者やスタッフの賃金を支払うことができず、最終的に外注製作契約解約通知を受けたことがある。その後、事実上廃業の手続きに入った。
当時、A社に所属していたタレントのチャン・ドヨン、ユ・セユン、チャン・ドンミン、ホ・アンナ、イ・ウンヒョン、ユ・サンム、ホ・ソンヨン、リュ・グンジ、キム・ギュジョン、キム・ジョンヒョンと、賃金や退職金を受け取れなかった役職員は、未払い事態直後の2021年1月19日に民事訴訟を提起。原告の訴訟物の格額だけでも5億8900万ウォン(約6000万円)にも上るという。この訴訟は同年6月に原告が勝訴判決を受け、以降は控訴もされず、宣告が確定した。
A社は宣告当日からの法定利子も納付しなければならないが、敗訴後の2年余りの間、依然として支給していない状況だ。A社の関係者は「B代表が会社廃業以後、自身の名義で仕事ができないため、アルバイトなどを通じて知り合いの役職員月給から返済していると理解している」と釈明した。
これに対し、当時A社に在職し、現在はチャン・ドヨン、ユ・セユンなどが所属する芸能事務所チョロクベムENMの関係者は「B代表の実際の財産、あるいは隠しておいた財産を確認するため、財産明示訴訟を提起した」と明らかにしている。
一方、B代表は特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(横領)の疑いで告訴されたりもした。現在は横領容疑の公判が2回行われ、6月中に3回目の公判を控えている。
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