告発された歌手IUの盗作疑惑について、問題の楽曲を手がけた作曲家が口を開いた。
5月11日、作曲家のイ・ジョンフンは自身のインスタグラムを更新。「私が作曲した『Bbibbi』に対する盗作告発が受け付けられたという記事に接した」と切り出し、長文をつづった。
彼は「まず、盗作の告発に対する対象を誤って選んだことに遺憾を禁じえない。著作権(知的財産権)とは、作曲家の領域であって歌手の領域ではない。告訴、または告発をしても作曲者である私にするのが適切な状況」と疑問を提起した。
続けて「盗作は親告罪に該当するため、第3者の告訴、もしくは告発は何の法的効力もない。これはおそらくアーティストを傷つけようとする意図に過ぎないだけで、法的に何らかの結果を出そうとしているのではないことを如実に示している」と指摘した。
そして「私は『Bbibbi』を制作したが、他のいかなる物も盗作していない。ユーチューブの寄せ集め映像で類似性が感じられると“主張”する“色々な”曲を聞いてみた結果、hip-hop/r&bという音楽ジャンル的特性を除いては、むしろコード進行、曲の構造、編曲的楽器構成など、色々な面で差別性と個別性を確認することができた」と盗作疑惑を一蹴した。
それと共に「正確に事態を把握するため、告発内容に対して確認しようとしたが、(IU所属事務所の)EDAMエンターテインメントでさえ、まだ告発状に対して閲覧権を得られておらず、告発に対する詳しい内容は確認が難しいと伝えられた。今後、私の説明が必要な部分があれば惜しみなく説明し、法的な手続きを辞さず、このような形の罵倒と誤解を正すようにする」と付け加えた。
なお韓国では最近、一般人がIUの盗作を告発したと報じられた。告発の対象となった楽曲は、『The red shoes』『Good Day』『Bbibbi』『pitiful』『Boo』『Celebrity』の計6曲だという。
このニュースが報じられたあと、EDAMエンターテインメントは「正式に捜査機関から連絡を受けていない」とし、「告発状の内容もまだ確認できていない状況」と伝えた。
作曲家イ・ジョンフンの投稿全文は以下の通り。
◇
こんにちは、作曲家のイ・ジョンフンです。
私が作曲した『Bbibbi』に対して、盗作の告発が受け付けられたという記事に接しました。
まず、盗作告発に対する対象を誤って選んだことに遺憾に思わずにはいられません。著作権(知的財産権)とは、作曲家の領域であって歌手の領域ではありません。告訴、または告発をしても、作曲者である私にするのが適切な状況です。
次に、盗作は親告罪に該当するため、第三者の告訴、または告発が何の法的効力もありません。これはおそらくアーティストを傷つけようとする意図に過ぎないだけで、法的に何らかの結果を出そうとしているのではないことを如実に示しています。
最後に、私は『Bbibbi』」を制作しながら、他のどんな物も盗作していません。ユーチューブの寄せ集め映像で類似性が感じられると“主張”する“色々な”曲を聞いてみた結果、hip-hop/r&bという音楽ジャンル的特性を除いては、むしろコード進行、曲の構造、編曲的楽器構成など色々な面で差別性と個別性を確認することができました。
正確な事態把握のために告発内容について確認しようとしましたが、EDAMエンターテインメント側でさえ、まだ告発状に対して閲覧権を得られず、告発に対する詳しい内容は確認が難しいと伝えられました。
今後、私の説明が必要な部分があれば惜しみなく説明し、法的な手続きを辞さず、このような形の罵倒と誤解を正すようにします。
これは私の創作物の意味を保存するための固い意志であるだけでなく、さらに、現存するクリエイターたちの創作環境を少しでも、より望ましい方向に改善していくためであることを申し上げます。
ありがとうございます。
◇IU プロフィール
1993年5月16日生まれ。本名イ・ジウン。韓国・ソウル出身。2008年にソロ歌手としてデビューした。芸名のIU(アイユー)は“I”と“YOU”の合成語で「あなたと私が音楽で1つになる」という意味が込められている。女性ソロ歌手としてトップに君臨しつつ、女優業も並行。2011年のドラマ『ドリームハイ』で連ドラ初出演&初主演を果たし、『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』などで主演を務めた。2023年3月30日、映画『ドリーム』(原題)の制作報告会で、女優活動時の名前も本名からIUに統一すると発表した。
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