「遺伝するとも」特定の疾患について誤解を与えるセリフ…Netflix配信中の韓国ドラマ側が謝罪【全文】

2023年05月10日 話題

Netflixでも配信中の韓国ドラマ『医師チャ・ジョンスク』(JTBC)の制作陣が騒動について謝罪した。

【画像】『医師チャ・ジョンスク』視聴率が急上昇中のワケ

5月10日、『医師チャ・ジョンスク』側は公式ホームページを通じて「第7話で放送された特定疾患エピソードを通じて、患者の方々とご家族の方々を傷つけたことを謝罪する」と頭を下げた。

続けて「そのエピソードはクローン病の症状の中でも重症度の慢性合併症を持つ患者の特定ケースを扱おうとしたものですが、内容の展開過程で一般的なクローン病の事例ではないという説明が不十分だった」と説明した。

問題になったセリフとは?

また「医学専門知識のない登場人物が患者を追い詰める意図で発言した台詞が、特定の疾患に対する否定的な認識を高める可能性があるという点に、細心の注意を払えなかった」と振り返った。

そして「制作陣は闘病中の患者の方々の苦痛と憂鬱を軽く扱おうとする意図はまったくなかったことを申し上げ、ドラマ視聴に不便がないようにさらに注意して制作する」と伝えた。

(画像提供=JTBC)『医師チャ・ジョンスク』

先立って、5月6日に放送された『医師チャ・ジョンスク』第7話には、クローン病を患う婿に、義父が「どうしてこんな悪い病気を隠して結婚できるのか。私の娘の人生を台無しにするにもほどがある」と叱責し、義母は「この病気は遺伝するとも。この結婚を諦めろ」と非難するシーンがあった。

放送後、『医師チャ・ジョンスク』の視聴者掲示板には、「クローン病はひどい病気ではなく、遺伝病でもない。その部分を削除してほしい」と要求する声が相次ぎ、議論となった。

怒れる視聴者らは放送通信審議委員会に苦情を入れ、5月9日までに計43件の苦情が受け付けられた。そんな声を受けて、制作陣が謝罪した格好だ。

なおドラマ『医師チャ・ジョンスク』は、専業主婦として20年を過ごしたチャ・ジョンスク(演者オム・ジョンファ)が1年目の研修医となり、奮闘する物語を描く作品。韓国JTBCで毎週土・日曜日22時30分から放送中だ。Netflixでも配信中。

『医師チャ・ジョンスク』制作陣の公式立場全文は、以下の通り。

JTBC『医師チャ・ジョンスク』の制作陣です。

『医師チャ・ジョンスク』に愛情を持ち、視聴してくださる視聴者の皆様に感謝し、5月6日の第7話で放送された特定疾患エピソードを通じて、患者の方々とご家族の方々を傷つけたことを謝罪します。

そのエピソードはクローン病の症状の中でも重症度の慢性合併症を持つ患者の特定ケースを扱おうとしたものですが、内容の展開過程で一般的なクローン病の事例ではないという説明が不十分でした。

医学専門知識のない登場人物が患者を追い詰める意図で発言した台詞が、特定の疾患に対する否定的な認識を高める可能性があるという点に、細心の注意を払えませんでした。

『医師チャ・ジョンスク』の制作陣は、闘病中の患者の方々の苦痛と憂鬱を軽く扱おうとする意図はまったくなかったことを申し上げ、ドラマ視聴に不便がないようにさらに注意して制作いたします。

ありがとうございます。

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