デビュー15周年を記念するファンミーティングとは本来、多くのファンに歓迎されるものだ。
しかしSHINeeの一部のファンによる過激なボイコットデモが続いている。
ソウルに位置する所属事務所SMエンターテインメント前では5月1日、トラックデモが実施された。トラックの掲示板には、「会場を変更しろ」「KINTEXは我慢ならない」と掲げられ、ファンはファンミーティングが行われる会場に不満を示している。
というのも、その会場は段差が設けられていないため、後方の座席からはステージがほとんど見えない構成となる。その事実だけでファンの反感が理解できるが、さらにチケット料金が“全席一律”で9万9000ウォン(約9900円)という部分も物議となった。
騒動を受けてSMエンタは同日、「ファンミーティングと関連して憂慮の声が出ているためご案内する」と公式立場を発表した。
SMエンタは「意味のある出会いを控えて心配をかけて申し訳ない気持ち」とし、「今年の15周年はSHINeeが久しぶりにファンの皆さんと対面で共にする席であるだけに、メンバーのスケジュールとファンの方々が参加できる日程を考慮し、週末に少なくとも5000人以上が収容できる場所で貸館を確認した」と説明した。
続けて、「いち早く貸館が内定したところがあったが、貸館先の突然の内部事情により拒絶された。スケジュール上、可能な場所が一山(イルサン)KINTEXだけと確認され、やむを得ずKINTEXに場所を決めることになった」と了承を求めた。
そして「できる限り不便のない公演を作るために努力しているが、現実的な状況によって不足する部分もあると考えられる。ファンの皆さんには広くご了承をお願いする」と付け加えた。
ただ一部のファンは「SMエンタの公式立場には実質的な改善策が含まれていない」とし、チケットの先行販売を即時中断して会場の変更を要求する立場文を再び発表。さらにファンミーティングのチケット購買をボイコットするとも強調した。
開催会場の変更を求める一部ファン側と、会場変更の難しさを強調した事務所側に大きな隔たりがあるため、当分は対立が続くと見られている。
なおSHINeeのデビュー15周年記念ファンミーティングは、来る5月27日17時、京畿道・一山に位置するKINTEX第2展示場7ホールで開かれる予定だ。
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