韓国映画監督の最新作にハリウッドスターたちが続々とキャスティングされている。
ハリウッド俳優のテイラー・ラッセルとキャメロン・ブリットンが、『チェイサー』『哀しき獣』『哭声/コクソン』『女神の継承』で知られるナ・ホンジン監督の演出作『HOPE』(仮題)にキャスティングされた。
4月5日、『HOPE』の投資・配給を担うPLUSMエンターテインメントは、テイラー・ラッセルとキャメロン・ブリットンの出演を知らせた。
『HOPE』にはファン・ジョンミン、チョ・インソン、チョン・ホヨンといった韓国トップ俳優に加え、アリシア・ヴィキャンデル、マイケル・ファスベンダーなどハリウッドスターの出演が決まっており、大きな注目を集めている。
テイラー・ラッセルはトレイ・エドワード・シュルツ監督の『WAVES/ウェイブス』、ドラマ『ロスト・イン・スペース』に出演。昨年公開されたルカ・グァダニーノ監督の『ボーンズ アンド オール』では、愛に飢えた少女マロン役でアイデンティティに対する悩みと複合的な心理を繊細に表現し、第79回ヴェネツィア国際映画祭新人俳優賞を受賞した有望株だ。
そしてキャメロン・ブリットンは、Netflixシリーズ『マインドハンター』で希代の連続殺人犯エドモンド・ケンパー役を演じ、エミー賞ドラマシリーズ部門男優ゲスト賞にノミネートされた俳優だ。以降も『アンブレラ・アカデミー』『オットーという男』などへの出演で活発な活動を続けている。
2人のキャスティングが明かされるとともに、ナ・ホンジン監督は配給会社を通じて「テイラー・ラッセルの秀麗ながらも深い目つきからは切なさを感じた。逆境を体験するキャラクターの感情を表現するのに最適」とし、「本人のキャラクターだけでなく、周辺人物の状況と情緒まで豊かに見せる役割を果たすと期待している」とキャスティング理由を明らかに。
続いてキャメロン・ブリットンについては「多様なレイヤーを一つに抱いている俳優」と絶賛し、「彼が演じるキャラクターの中に、映画が隠しているミステリーを盛り込む予定だ。キャメロンの絶妙な演技が、キャラクターの特性を素敵に表現してくれると思う」と付け加えた。
なお、『HOPE』は孤立した港町が舞台のミステリースリラーで、未知の存在によって村が破壊される危機に瀕した住民たちが争いを繰り広げる物語だ。
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