女性タレントのハム・ソウォン(46)が18歳年下で中国人の夫ジンファとの離婚に言及し、すぐにライブ放送で撤回した。ファンを驚かせ、凄まじいひんしゅくを買っている。
ハム・ソウォンは4月3日、自身のYouTubeアカウントに「私と私の家族はもうとても疲れた。アンチの無分別な家族への攻撃によって離婚しようとしている」と、長文を掲載した。
家族と離婚に言及する文章は、事案に対するハム・ソウォンの切迫した心境を推察させた。
特に彼女は「家族と私に対する無分別な攻撃は法的に対応する」とし、「離婚する。離婚してください。はい、私が夫に、夫の実家のお年寄りに懇願した」と付け加えた。
これによって、ハム・ソウォン&ジンファの夫婦が離婚の危機に直面したのではないかとの心配の声が広がった。
しかし、これはハプニングだった。
ハム・ソウォンが過去に家族と一緒にバラエティ番組『妻の味』に出演して大きな愛を受けたが、“捏造説”に包まれて降板し、番組自体も廃止された状況だ。先立ってハム・ソウォン&ジンファ夫婦をめぐる離婚説がフェイクニュースとして拡散されたりもした。
以降、ハム・ソウォンの家族に向けた悪質なコメントと批判が激しくなったなかで、それに対する傷と家族に申し訳ない心境をハム・ソウォンが離婚まで取り上げて表現したのだった。
最終的にハム・ソウォンとジンファは8時間後にSNSでライブ放送を進行し、「皆さんの心を落ち着かせるために入ってきた」と釈明。ライブ放送でハム・ソウォンとジンファはくっついて笑い合い、優しい雰囲気をかもし出し、夫婦の仲が変わらないことを見せようと努めた。
問題は、ハム・ソウォンとジンファの対処が離婚説を沈静化させるうえでは効果的だったが、また別の反感を呼び起こしたということだ。
離婚の危機でもないにもかかわらず、「離婚しようとしている」「離婚してください」などと書いた表現が叱咤された。ハム・ソウォンがオンライン上で関心を引くために、わざと自ら離婚に言及したという理由からだ。
ハム・ソウォンのライブ放送でも、「突然離婚の話だなんて」「本当にびっくりした」などの反応が続いた。しかしハム・ソウォンはそんな反応に対して具体的に対応せず、詳しい回答を避けた。
大衆が気になったのは、ライブ放送を一緒に行うほど仲が良いにもかかわらず、刺激的に離婚にまで言及して注目を集め世間を騒がせたことに対する思いだったが、これに対する釈明や言及は最後までなかった。
もちろん、悪質な書き込みに対する苦情を理解できないわけではない。幼い娘まで一緒に出演した番組で“捏造説”が浮上し、否定的な世論があふれたことに対しては、ハム・ソウォンの家族の心境も惨憺たるものだっただろう。国内外のファンが人気番組だった『妻の味』が廃止までなった事態にもかかわらず、ハム・ソウォンとジンファに対してエールを送る理由もその反作用だ。
しかしハム・ソウォンが心境文で言及した通り、悪質なコメントに対しては訴訟のような法的で正確な対処と断固たる表現を使うべきだ。感情的な訴えやありもしない離婚に言及したからといって、解決できることではない。
突然の“セルフ離婚説”で釈明を行ったハム・ソウォン。同情されるべきことが寸劇に転落し、切なさを残す。
(記事提供=OSEN)
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