『チェイサー』『哀しき獣』『哭声／コクソン』『女神の継承』で知られるナ・ホンジン監督が、超豪華キャストの新作映画を製作するという。
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3月29日（日本時間）、米メディア『デッドライン』は、ナ・ホンジン監督が新作『HOPE』（仮題）を製作中だと報じた。
これと関連して、韓国の配給・制作会社のプラスエムエンターテインメントは最近、ナ・ホンジン監督とプラスエムエンターテインメントが新作『HOPE』の投資、配給に関する契約を終えたと伝えた。
ナ・ホンジン監督が演出を担当する『HOPE』は、孤立した港町が舞台のミステリースリラーだ。未知の存在によって村が破壊される危機に瀕した住民たちが、争いを繰り広げる物語。
ナ・ホンジン監督は、「誰かの善意が、立場の違いを経て、ついには破局に突き進む様子が社会のあちこちで見受けられる。今回の映画は、このような現象を盛り込んでみようと思う」とし、「主題意識を映画の形式的な側面に反映し、今まで一度も見たことのない作品を披露する計画」と企画意図を明らかにしている。
本作には、ファン・ジョンミン、チョ・インソン、チョン・ホヨンなど韓国の超豪華俳優陣に加え、ハリウッドスターも参加する。
『哭声／コクソン』名演技を披露したファン・ジョンミンは、田舎の警察官ボムソクを演じ、ナ・ホンジン監督と再び呼吸を合わせる。また『安市城 グレート・バトル』『モガディシュ 脱出までの14日間』などの大作に出演してきたチョ・インソンは、若い狩人ソンギに扮し、『イカゲーム』で世界的スターになったチョン・ホヨンもまた警察官のソンエ役として合流する。
海外出演陣も圧倒的だ。『リリーのすべて』で第88回アカデミー賞授賞式助演女優賞を受賞し、リブート作である『トゥームレイダー ファースト・ミッション』でララ・クロフトを演じたアリシア・ヴィキャンデル、『X-MEN』シリーズ、『エイリアン：コヴェナント』などで知られるマイケル・ファスベンダーが出演する。
『HOPE』で『光をくれた人』以来、2度目の共演となるヴィキャンデルとファスベンダーは、ナ・ホンジン監督の作品に感銘を受け、出演を望んだという。ここに『哭声／コクソン』『パラサイト 半地下の家族』『ただ悪より救いたまえ』などのホン・ギョンピョ撮影監督をはじめとする韓国トップクラスの製作陣が終結する。
プラスエムエンターテインメントは「ナ・ホンジン監督の『HOPE』は、完成度の高い一本の映画そのものの意味だけでなく、コンテンツIPを活用して多様な範囲の拡張を図ることができる魅力的なプロジェクト」とし、「何より、ナ・ホンジン監督の優れた感覚と創意力に対する信頼で、今回の投資、配給を決めた。『HOPE』が韓国を越え、世界的に広く知られ、良い成果を上げられるよう積極的に支援する予定」と明らかにした。
なお『HOPE』は現在、追加キャスティングとプリプロが進行中で、今年中旬にクランクイン予定だ。
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