獄中生活を経てもV.Iが世間に歓迎されない当然の理由、まさに“BIGBANG”級の無責任さ

2023年03月24日 話題 #V.Iスキャンダル

「生まれ変わる」と最後の弁論で涙したV.I(本名イ・スンヒョン)の言葉は、本心ではなかったのだろうか。

【写真】“V.Iの熱愛説相手”、ユ・ヘウォンの正体とは?

いわゆる「バーニングサン事件」で世間を騒がせたV.Iが、出所後も“相変わらず”な姿で大衆から反感を買っている。外面だけでも自粛を装えばよいものを、比較的明るい姿で自由気ままな日常を楽しんでいるようだ。

3月22日、ある韓国メディアの報道によると、V.Iは出所後、知人たちに「元気か」と連絡し「クラブに行こう」と提案したという。これが事実だとすれば、小説の『グレート・ギャツビー』をもじって“スンツビー”と呼ばれた時代を捨てきれていないということだろう。

出所即、美女と海外へ…

V.Iは昨年5月、最高裁から常習賭博、性売買斡旋、性売買など9つの容疑に対して有罪を全て認められ、懲役1年6カ月の刑が確定した。

検察の調査を受けていた2020年3月9日、逃避性の軍入隊を選び、非難を浴びたV.Iは、国軍刑務所に収監されることに。除隊後には刑務所で懲役を終え、今年2月9日に釈放されたV.Iは、約3年ぶりに世の中に出ることになった。

獄中生活までしたにもかかわらず、治らなかったV.Iの“クラブ愛”に、大衆は怒りをぶちまけている。裁判の過程で「この3年間、省察する時間を持ち、このことで生まれ変わることを約束する」と頭を下げた姿とは真逆だからだ。さらには熱愛説まで再燃し、冷ややかな世論にガソリンを投入している始末である。

同日、また別のメディアはV.Iとインフルエンサーのユ・ヘウォンがタイ旅行を楽しんだという読者の情報提供を引用して報じた。情報提供者によると、V.Iはタイ・バンコクの高級ホテルで、ユ・ヘウォンと普通のカップルのように優しい姿を見せていたそうだ。

(写真=OSEN、ユ・ヘウォンSNS)V.I(左)とユ・ヘウォン

V.Iとユ・ヘウォンの熱愛説は今回が3度目だ。2人は2018年と2020年に熱愛説に包まれたことがある。逃避性の軍入隊で物議を醸していた当時、V.Iの入隊日に同行した人物がユ・ヘウォンと知られた。

V.Iは再びスンツビーとしての勢いを取り戻したようだが、これを見守る大衆のガッカリ感は相当だった。

「バーニングサン事件」が起きた2019年から問題の中心に立っていたV.Iだが、彼は自身を巡るすべての疑惑を否認し、常に堂々とした態度を見せてきた。なんと2年を超える長い裁判で、9つの大きな罪にもかかわらず、懲役1年6カ月という軽い処罰だけを済んでしまった。

刑務所は、処罰と同時に教育が行われる場所だ。罪が軽かろうが重かろうが司法的責任を負ったので、V.Iの門出を非難する名分はない。しかも恋愛と遊興は極めて私的な領域だ。いくら犯罪者だったとしても糾弾される謂れはないだろう。

だが、バーニングサン事件でBIGBANGと事務所、K-POP界全体に迷惑をかけたV.Iの、自粛も反省もない態度は失望感を抱かせるほかない。目撃談さえ論難の種になっている苦い現実を先送りしている今、V.Iが本当に教化されたのか疑問を抱かざるを得ない。

V.Iの悲惨な現状

なお2006年にデビューしたBIGBANGは、数々のヒット曲で当代最高の人気グループとなった。なかでも末っ子だったV.Iは、ソロ歌手としても大きな人気を享受したメンバーだ。

非凡なトークスキルを武器にバラエティにまで活動領域を広げ、地位を確立すると、飲食業をはじめとする各種サイドビジネスも展開。彼の“ヤング&リッチ”な姿は大衆の支持を受け、スンツビーと呼ばれるまでになった。

思い出にはいつも音楽が伴う。BIGBANGはK-POPの歴史に欠かせないグループだろう。第2世代の韓流を最前線でリードし、誰かのロールモデルであり、羨望の的になったBIGBANG。その中にはV.Iの姿もあった。

その音楽を聞き、スターを見ながら育った人たちの頭の中には、その時、その時代の思い出が浮かんでくるものだ。

(画像=YGエンターテインメント)BIGBANG

そのため、私たちが愛した時代の思い出の一部が崩壊しないよう、時代のアイコンとして崇められるスターたちがうまくいくことを、多くのK-POPファンは暗黙の内に期待している。

現在、第4世代にまで広がっている数多くの後輩グループが、善良な影響力と責任感を繰り返し言及し、自らを律する理由でもある。

今や後輩たちがロールモデルとして言及することさえ躊躇し、ファンさえ彼の痕跡を消すのに汲々としているのがV.Iの現状だ。誰かの夢や希望だったV.Iが背負うべき責任感は、“獄中生活”よりも遥かに重くなければならない。

それをV.I以外の皆が知っているのに、V.I本人だけが知らないような現実は、憤りをとうに超え、もはや虚しさすら残らない。

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