K-POPアイドルや俳優らを含む兵役不正者100人以上が起訴された。
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ソウル南部地検と兵務庁は3月13日、兵役逃れを画策した人物たちに対する合同捜査の結果を発表した。
それによると、ボーイズグループVIXXのRAVIやラッパーのnafla、俳優ソン・ドクホ、バレーボール選手のチョ・ジェソンなど兵役不正者109人、ブローカー2人、公務員5人、共犯者21人の計137人が摘発され、起訴された。
彼らは2019年9月から2022年10月まで、“てんかん”などを偽装して意図的に兵役で不正し、免脱した疑惑を受けている。
そもそも韓国男性は兵役判定検査を受けるのだが、そこで「1~3級」の判定を受ければ「現役兵」として軍に入隊することになる。一方で、健康上の理由などから「4級」と判定されれば、「社会服務要員」として兵役義務を果たすことになる。社会服務要員は、軍隊ではなく、区役所や福祉施設などに所属して自宅から配属先まで通うことができる。
てんかんなどを偽装して「4級」の判定をもらい、軍隊ではなく社会服務要員として兵役を終えようという不正だ。
特にラッパーのnaflaは拘束起訴された。社会服務要員として兵役についていた彼は、うつ病の薬を処方されたが投薬しておらず、虚偽で兵務用診断書を発給してもらい、早期招集解除まで狙って失敗していたことがわかった。そのうちソウル地方兵務庁や瑞草区庁などで担当者がnaflaの勤務状況を“操作”してあげたという。
共犯21人は、兵役不正者の両親が大半だ。彼らは子供の兵役不正を知っていたが止めず、むしろ助けるために金銭的な支援を行ったりした疑いが持たれている。
ブローカーらは依頼人(兵役不正者)から、1人当たり300万ウォン(約30万円)から1億ウォン(1000万円)台の費用を受け取ったという。これに対して兵務庁は、ブローカーの犯罪収益として約16億ウォン(約1億6000万人)を追徴した。
検察は兵役不正を重大な犯罪と見て、責任に相応する処罰がなされるよう公訴維持する計画だ。
兵務庁も最近数年間、てんかんで兵役を減免された事例を点検し、身体等級判定基準も具体化する方針。特にこれまで「4~6級」の判定を受けた芸能人、スポーツ選手などの管理を強化する予定だ。
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