3人の息子、赤字の家計…苦労が続く“高校生夫婦”は、夫の入隊問題を巡り葛藤を爆発させた。
3月8日に放送されたMBNの人気夫婦バラエティ『大人たちは知らない高校生ママパパ3』（原題）第8話では19歳で高校生ママ、20歳で高校生パパになったイ・ソンイXイ・ジソプ夫婦が出演、3人の息子の現実的な育児の日常を公開することはもちろん、経済的危機に陥った状況を打ち明け目を引いた。同日の放送は3.1%（ニールセンコリア有料放送世帯2部基準）の視聴率を記録した。
まず夫婦が“高校生ママパパ”になった話が再演ドラマで繰り広げられる。
茶目っ気の多い性格だったイ・ソンイは元恋人と別れた後、彼氏の親友だったイ・ジソプと長い間サム（友達以上恋人未満）から恋人へ。それから、3カ月後に妊娠することになったが、イ・ソンイの母親による激しい反対と精神的ストレスによって流産という結果に。
その後、勉強に励んだイ・ソンイは高校3年生の時、もう一度妊娠した。「責任を負う」と誓った彼らは家から追い出され、イ・ソンイの父の家で息子のソジュンを出産することになったが、子供が100日になる頃激しく争う姿を最後に再演ドラマが終わった。
続いてイ・ソンイXイ・ジソプ夫婦がスタジオに登場。「再演ドラマでの状況後、離れて暮らした」という彼らは「現在別れを準備中」という衝撃発言でスタジオを騒がせた。
公開された日常カメラで、彼らはイ・ジソプの父親の助けで家を借りてともに暮らしていた。何よりも彼らには長男で5歳のソジュン、年子の弟ソジン、生後8カ月の三男ソホがおり、MCたちは「別れていけない」と引き止めた。
互いに向き合った夫婦は「政府の緊急生計支援金が満了し、今月だけで100万ウォン（約10万円）のマイナスが生じた」として深刻な金銭問題にため息をついた。さらに、同年代の子供たちより発達が遅いソジュンの治療と、生まれた直後に口唇口蓋裂の判定を受けたソホの手術まで決まっていた。イ・ソンイは「5カ月後には離れて過ごすかもしれない」という意味深な発言で好奇心をそそった。
これに対してイ・ジソプは製作陣とのインタビューで「私たちの別れの理由は、軍隊だ」として「入隊通知書を受け取り5カ月後には入隊が予定されている」と明らかにし衝撃を抱かせた。
続いてイ・ソンイは行政福祉センターを訪問し、他の支援方法がないか問い合わせた。しかし「夫が入隊をすればこれまで支給されていた青少年の両親給与が停止される」という返事に一層挫折した。
一泊育児に苦しんでいた際、こっそり家を出たイ・ジソプは友人との飲み会に気を取られていた。それだけでなく、イ・ジソプは深夜、了承も得ずに友人を家に連れてきたりもし、イ・ソンイの怒りを爆発させた。
友人たちが帰った後、口論となり、当面の生計を心配するイ・ソンイにイ・ジソプは「生計維持困難にともなう兵役減免を受けるために1次申請をしておき、2次申請だけを残した状況」とし堂々とした態度を見せた。
しかし翌日、「書類をきちんと提出したのか確認してみろ」というイ・ソンイの催促にイ・ジソプが兵務庁に問い合わせると、「2次書類の提出期間を逃してしっかり申請できてなかった」という返事が返ってきた。
怒りが最高潮に達したイ・ソンイはイ・ジソプに育児を任せたまま家を出た。
イ・ジソプが子供たちと遊んでいる間、イ・ソンイは友人と会い「高校の卒業証がないため仕事が容易ではない」という悩みを打ち明けた。その足で、書店に向かい高卒認定試験の本を買い、「試験を受ける」と宣言。スタジオでも拍手が沸き起こった。
それから2人は互いに守らなければならない覚書を壁に貼り付け、和解した。
イ・ソンイは製作陣とのインタビューで「夫がハンサムで顔だけ見ても怒りがおさまる」として“夫愛”を見せ、イ・ジソプは「兵役減免書類をきちんと準備して早く提出する」と約束した。
翌日、イ・ジソプは早朝、人材事務所を訪ねてより積極的に仕事を探し出しながら、「軍隊関連の問題が解決し免除を受けることになれば家族のためにさらに熱心に変わった姿を見せる」と誓った。
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