まず、イ・スマン前総括プロデューサーについては「SM創業主のイ・スマンプロデューサーは韓流の“産婆”の役割を果たし、世界が認めるK-POPのレジェンドプロデューサーであり、グローバルリーダー」と評価した。
続けて「不毛地帯だったアルバム市場を産業化、企業化し、今日の韓国の親孝行コンテンツ産業に発展させたことも、イ・スマンプロデューサーのパイオニア精神に支えられたことは否めない事実」と褒め称えた。
しかし現在の経営権をめぐる葛藤については、アルバム制作者たちが複雑な心境だと伝えた。そして「SMの現経営陣と巨大恐竜企業、そして行動主義を標榜しながら実際には収益を狙う反社会的ファンドが野合して敵対的なM&Aを狙う薄っぺらな計画に、私たち制作者は驚愕と怒りを表わす」とし、SMエンタの現経営陣であるイ・ソンス、タク・ヨンジュン共同代表やカカオ、ALIGNを非難した。
続いてSMエンタ現経営陣が前面に掲げた「SM3.0」についても強力に批判した。先立ってSMエンタは2月3日、イ・スマンの独占プロデュース体系から抜け出し、5つの制作センターと内・外部レーベルが独立的に音楽を生産する「マルチプロデューシング」システムを導入すると電撃発表していた。
韓国芸能制作者協会は「イ・スマンプロデューサーが数十年間、血と汗を流しながら会社を建てる過程で、たとえ内部的な問題があったとしても、彼がSMの創業主であり大株主だった事実は火を見るよりも明らかな事実」とし、「SM現経営陣は創業主である大株主を排除するために、マルチプロデュース体制構築と株主価値向上という虚しい名分を掲げた後、巨大恐竜企業と新株・転換社債の発行で会社を奪おうとする野合を試みているが、これは看過できない裏切り行為であり、芸能文化界の生態系を破壊する非道徳的、非倫理的、非紳士的な仕打ちだ」と主張した。
それと共に、「SM現経営陣の姿は、最小限の人間的な信義と道理にさえ負けてしまった裏切り行為であるため、韓国芸能制作者協会は黙過できないことを明らかにしておく」とし、「正当化されない資本でタコ足式の拡張を狙う巨大恐竜企業と現経営陣の野合が続き、業界の生態系を撹乱する経営権剥奪行為が続けば、韓国芸能制作者協会は決して座視しないだろう」と強調した。
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