しかし、続けて「今どこに話せばアンコールコンサートを開いてくれるのか」と答えた。そして「わからない。会社が今騒がしくて」と漠然とした心境を表わした。
先立って2月10日、BTSを擁する韓国最大手の芸能事務所HYBEが公示を通じて、SMエンタ創業者兼筆頭株主であるイ・スマン前総括プロデューサーが保有した持分18.47％のうち、14.8％を買収する契約を締結したと発表した。
これでSMエンタの単独筆頭株主になったHYBEは、「SMにはSMだけの価値がある。その色を守り続け、HYBEは彼らがさらに拡張できるよう支援する」と明らかにした。
そんな買収劇をめぐって、SMエンタ内部では混乱が繰り返されている。
SMエンタの共同代表理事であるイ・ソンスとタク・ヨンジュンは2月10日、公式立場を通じてHYBEを含む外部のすべての敵対的M＆Aに反対するとし、「SMの激しい悩みと努力だけでなく、これまでSMがアーティストたちと共に追求してきた価値まですべて無視する持分売却および買収の試み」と主張した。
会社員匿名コミュニティ「Blind」内のSMエンタ職員を対象に行われた投票でも、HYBEのSMエンタ買収に対する否定的な反応を感じることができた。2月13日午後基準の投票結果は、「SM現経営陣とカカオ」が190票（85.6％）の支持を集めたことに対し、「HYBEとイ・スマン」は33票（14.9％）と大きな差が出ている。
