韓国国会議員チャン・ジェウォンの息子で、ラッパーのノエル(NO:EL)が最近発表した自作曲の歌詞が度を超えているとして批判の的となっている。
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ノエルは最近、『カンカンカン?』(原題)という曲を発表した。
その曲はFleeky Bangというラッパーへのディスを込めたものなのだが、歌詞が問題視されているのだ。
問題となったのは、『カンカンカン?』の「全斗煥(チョン・ドゥファン)時代だったとすれば、お前がオレにちょっかいを出せば、行くよ、すぐ地下室」という歌詞だ。
全斗煥は韓国の元大統領(在任1980~1988年)だ。
一部からは、軍事独裁政権を経験した被害者を嘲弄した歌詞だと非難が続いている。また、現与党の実力者とされる父親の権力で報復するという意味に読まれ、議論を引き起こした。
ラッパーのNew Champも「狂っている。5・18光州民主化運動と軍部時代は恥辱的で、胸の痛む歴史だ。父親が既得権で力、権力があるから、軍部時代ならFleeky Bangは拷問を受けただろうという文句」と公開的に指摘した。
先立ってノエルは2021年9月、ソウル瑞草(ソチョ)区の道路にて無免許状態で運転中、接触事故を起こした。事故現場を目撃した警察官が飲酒測定を要求したが、最後まで拒否して警察官に暴行、7日間の治療が必要な傷害を負わせた。
1年の刑期を終え、2022年10月に釈放されたノエルは出所からわずか3カ月後に新曲を発表して議論を呼んでいた。
相次ぐ騒動で議論を呼んでいるノエル。彼は現在、世論を意識してかSNSアカウントを削除した状態だ。
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