ナショナルスタジアムは、マイケル・ジャクソンのコンサート、フランシスコ法王のミサなどが行われた世界的な公演会場のひとつだ。BLACKPINKは全世界の女性アーティストとして初めて本舞台でステージを披露し、2日間で約8万5000人の観客と呼吸を合わせ、現地における影響力を実感させた。
コンサート会場周辺は、早い時間から人々でにぎわっていた。特に初日には、ファンの自発的な参加で構成されたランダムダンスプレーイベントが開かれ、目を引いた。一堂に会した数百人のBLINK(BLACKPINKファン)らは、BLACKPINKの音楽に合わせて団体振り付けを披露したり、歌を一緒に歌ったりして祝祭を盛り上げた。
ファンの期待に応えるかのように、BLACKPINKはステージに情熱を注いだ。彼女たちは『How You Like That』を皮切りに、『Lovesick Girls』『Kill This Love』『Pink Venom』『Shut Down』などのヒット曲はもちろん、メンバー一人ひとりの魅力が目立つソロステージを披露した。バンドサウンドと調和された圧倒的なライブパフォーマンスに、観客は席から立ち上がって熱い歓声を上げたりもした。
久しぶりに故郷のステージに上がったリサは、地元ファンの熱い反応に感嘆し続けた。彼女は「皆さんが本当に懐かしかった。多くの方々が応援してくれて嬉しい。すごい」とし、「遠くにいるBLINKたちにもエネルギーをたっぷり与えたかった。ここでまた会えることを願う」と伝えた。
他のメンバーたちは「リサが幸せそうなのを見ると気分がいい」とし、「バンコクのファンの方々の熱気にびっくりした。いつも私たちのそばにいてくれてありがとう。一緒に過ごせて楽しかった。アジアツアーの始まりが思い出も多く、情もたくさん詰まった都市なので意味深い。美しい夜だった」と話した。
なおBLACKPINKは約150万人を動員するK-POPガールズグループ最大規模のワールドツアーを進めている。昨年のソウルコンサートをスタートに、7都市14回公演の北米ツアーと7都市10回公演の欧州ツアーを終えた。
アジアに足を運んでバンコク公演を成功裏に終えたBLACKPINKは、香港、日本など11都市で18回公演を行う計画だ。