疑問の声もある“実績ない”K-POPガールズグループの紅白出場、韓国の専門家「NHK側の転機になる」

2022年11月18日 K-POP

そもそも紅白歌合戦は、日本最大の公営放送NHKで放送される年末を代表する番組で、高い視聴率と権威を持つ。

その年、日本で最も愛されたアーティストが総動員され、出演だけでも日本国内における人気を証明することになるわけだ。過去、K-POPアーティストとしては、チョ・ヨンピル、イ・ジョンヒョン、BoA、東方神起、少女時代、KARAなどが出演し、現地で熱い人気を誇った。

そんな紅白歌合戦に初出演するIVEは、去る10月19日に『ELEVEN -Japanese ver.-』を発売して正式に日本デビューした。現地でデビューしてから1カ月も経たず紅白出場を決めるという、新人らしくない驚くべき底力を見せている。

(写真提供=STARSHIPエンターテインメント)IVE

『ELEVEN -Japanese ver.-』は、発売直後の10月22日付オリコン日間チャートで1位に上がった。同時公開されたミュージックビデオも、公開3週間で再生回数500万回を超えている。さらに10月26日付の「ビルボードジャパンHOT100」チャートで9位に入るなど、たしかな存在感を示している。

一方、日本で正式アルバムを発表していないLE SSERAFIMは、「紅白歌合戦」に招待されただけで異例だという反応だ。彼女たちは今回公開された出演者のなかで、最も年次の低いアーティストでもある。

それでも去る11月17日に発売されたLE SSERAFIMの2ndミニアルバム『ANTIFRAGILE』は、日本現地で目立った成果を収めた。発売初日、日本で3万6812枚の販売量を記録し、11月17日付のオリコン日間アルバムランキングで1位となった。また、グローバル音楽ストリーミングプラットフォームSpotifyで、日本の「週間トップソング」(集計期間10月28日~11月3日)26位に入った。

(写真提供=OSEN)LE SSERAFIM

大衆音楽評論家のチョン・ミンジェは、「IVEとLE SSERAFIMはいずれも韓国で最も注目されるガールズグループだ。現在、韓国国内で話題になっているガールズグループは、現地デビューをしなくても日本で多くの関心を集める。IVEの場合、日本市内にポスターも貼られているほどだ」と述べた。

続けて「『紅白歌合戦』は、日本で若年層の関心と地位が少し落ちたとされるが、依然として多くの視聴者が見る番組だ。番組側としてもK-POPの看板スターを出演させることで、新しい転機を迎えることになるだろう」と説明した。

韓国で旋風を巻き起こしているIVEとLE SSERAFIMが、紅白出演をきっかけに日本でも飛躍するのか注目したい。

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