元MOMOLANDヨヌ、ユク・ソンジェとのキスシーンに言及「現場に行ってみたら違った」【インタビュー】

2022年11月14日 テレビ #韓国ドラマ

同名の人気ウェブトゥーンを原作としたドラマ『ゴールデンスプーン』は原作とは異なる結末だったが、ヨヌはどう見たのか。

「原作を見たが、台本読みをする頃に全部見た。ところが、8話まで原作とは異なる内容が出てきて、結末でどのように回収されるのか気になった。私が予想できないどんなことが起こるのか。しかし木目は違うが、うまく終わらせたと思う。むしろ開かれた結末(はっきりとせずに、その解釈を受け手に委ねるようなエンディング)だった。ウェブトゥーンが整理された感じなら、ドラマは余韻が残る感じで仕上がった」と評した。

(画像=9アートエンターテインメント)

続けて「だからといって、ただsadに近いと見たわけではない。私たちもエンディング後の人生がどうなるかは作家から聞けなかった。ヨジンはヨジン通り不幸だが、スンチョン(演者ユク・ソンジェ)とジュヒ(演者チョン・チェヨン)は直感でお互いに気づき、新しくスタートするのではないかと考えた。スプーンを使って知ったかもしれないし、テヨン(演者イ・ジョンウォン)がスンチョンに変わったのにもかかわらず、テヨンの時の習慣が残ったのもあるし。とにかくスンチョンは罰を受けた人なので、今は新しく始めてもいい人だから、ジュヒと幸せに始めたのではないかと思った」と話している。

「スンチョンとジュヒのロマンスに対してもあまりにも予想できたことだった。ヨジンがウェブトゥーンより一線を越えた行動を多く、当然できないということは分かっていた。ところが撮影時、ずっと盗み見をするシーンが多かった。多くの俳優の方々がここに集まっていたが、私は悲しい表情で見て帰ることが多かった。それで時々現場で私もあそこに入りたいと思った。キャラクターとしての寂しさもあり、現場でも入りたいとも思ったが、ヨジンが愛が続かない部分は完全に受け入れられた。続いてはいけないのではないか」と慎重に語った。

また、「思ったよりヨジンを憎まずに良い話をたくさんしてくれるようだった。本当は相手俳優のユク・ソンジェさんがたくさん引っ張ってくれた。私のテンションが上がったシーンでどうしようか悩む時も、スンチョンが本当によく導いてくれて集中できるようにしてくれた。幸いだった」と感謝の意を表した。

(画像=9アートエンターテインメント)

何よりもヨヌは「悪意を働いた人物が現実でも、ドラマでも、幸せなエンディングを迎えるということがよく受け入れられない。現実で犯すミスほどではなく、本当に悪いことをする人ではないか。それにもかかわらず、私はヨジンを愛しているが、そのようにヨジンを愛する人は世の中にあれくらいいてもよさそうだ。憎んでもいいと思った。理解することは本人になったことのある人だけが理解でき、そうでなければならないと思う。理由があって悪者になったのだ。世の中の多くの人は悪い環境に置かれても、正しい選択をする人が多い。同じ選択を皆がするわけではないから」と話した。

そんなヨヌにとって、オ・ヨジンのスンチョンに向けた愛は欲望を制御する「ブレーキ」だった。

ヨヌは「変化もあったが、最後まで維持されたのは結局愛を『私が手に入れなければならないもの』と最後まで持っていったからだろう。最後には、若干変化があったが、私が恋をして配慮し理解するというよりは、ずっと私が持てるように押し付けなければならないというのが大きかったようだ」と話した。

特に「私が思うには、ヨジンはイ・スンチョンに『鏡』だと感じている。台詞にもある。『世の中にあなたと私、2人しかいない」と。ヨジンが人生にただ一人しかいない人ということが、大きかったようだ。鏡のように、私と同じ境遇である一人しかいない私が私とは違う道、私とは違う選択をして躊躇し、そういうことが刺激になったようだ」と話した。

では、実際のヨヌはどんな恋をするのだろうか。

(画像=9アートエンターテインメント)

ヨヌは「私は誰かに好かれることのほうが良い。学生の時以来、私が先に好きになったことがない。キャラクターは私が先に好きになるような役をたくさん引き受けたが、高校生の時以来そのような恋をしたことがない」と照れくさそうに笑った。

ヨヌは自分とは違うヨジンを演じたことについて「私は普段、話し方がゆっくりだ。忠清道出身だから。監督が、ヨジンはテンポがもっと速かったらいいなと言っていた。ヨジンが出てくるシーンは緊張感もあり、焦るポイントがあればいいと。もっと果敢に表現してもいいと言っていた。強弱調節をしつつ、果敢に表現してみなさいと言われた」と明らかにした。

また、「現場ではスタッフとたくさん話し、いたずらもたくさんした。今回の作品をする時は監督も現場で集中してほしいと要求した。ヨジンがキャラクターにハマっていてもいいし、ヨジンのようにパワハラをしろというのではなく、普段もテンションがあってほしいと言っていた。私も当然ヨジンのようにはしなかったが、車の中で緊張感を維持しようと努力した」と付け加えている。

撮影現場の雰囲気も良かったというヨヌ。「最初は、私たちが思うより同年代であることに比べてぎこちなさがあった。年の差がある先輩がいれば、ガッと引っ張ったりしてくれるのに、本当に同年代だけしかいなかったので気をつけた。同年代だからか自然と楽になり、途中でいたずらもたくさんするようになって、演技的な和も時間が経つにつれて良くなったと思う」と話した。

しかし、「ご飯を食べる時も、集中しようと話さずに食べたりした。わざと一人で食べて、口数も多いのに、あまり話さずに。ところがユク・ソンジェさんが感情を引き出そうとたくさん助けてくれた」と繰り返し強調した。

話題のキスシーンについても…

ヨヌとユク・ソンジェのキスシーンは大きな話題となった。

(画像=9アートエンターテインメント)

ヨヌは「ベッドに横たわってからのキスシーンがあった。実はそのシーンはその日の最後のシーンだった。時間が足りなくて本当に急いで撮った。監督と話をする時、監督も残念がっていて、私たちもあまりにも急いでいることがにじみ出ていると残念な気持ちが大きかった。大人の雰囲気が出ることを願ったが、早く撮って抜けなければならないという気持ちが大きかった。緊張もする。前の作品でチューをすることはあったが、キスシーンは初めてだからどうすればいいのかよく分からなかった。キスと書かれていたので、チューみたいにすればいいのかと思ったが、現場に行ってみたら違った」と恥ずかしがった。

さらに、「実はそんなに話題になるとは思わなかった。あまりにも刺激的な場面も多く、撮影も急いでいた。私も本放送を見ながら口をつぐんだ。後で見たら再生回数も多かった。家族に全部見ろと言ったのに恥ずかしかった。その時は連絡を返さなかった」と言った。

特にヨヌは「誰かからすれば、アイドル出身の女優のキスシーンだったり、ベッドシーンでもないがベッドシーンと呼ばれる場面だったり、ファンも拒絶感がでると思う。私も心配が多かった。作品を進めながら心配はなかったが、以前は演技を始めればそういうシーンを撮る時、いろんな人が私に良くない言葉を言うのではないかと心配したが、今回の作品を通じて恐怖がなくなった。キスシーンをしようとドラマを撮ったのではなく、必要で撮ったのだからこれからは怖がらずにできそうだ」として「望むということではない」と冗談を言ったりもした。

続けて「シーンに対する拒否感があれば調整すれば良いが、理由のないことではなく蓋然性のために必要ならば恐れる必要はないようだ。どんなシーンでも。やりたいというわけではない」と言い、「ファンはいつも私がチューするシーンやキスシーンがあれば、ないものだと考える。私に何の言及もせずに『今日とても上手だった、綺麗だった』と仕事と言ってくださるようだ。転向してから数年経ったので、ある程度適応してくださっているようだ」とファンに感謝した。

(画像=9アートエンターテインメント)

この中でヨヌが『ゴールデンスプーン』を通じて自ら成長を感じたのかと問うと、「多くは分からないが、私の心が大きく変わったようだ。キャラクターを分析する時も、以前は単純にしていたとするなら、今回は具体的にキャラクターに近づきたくて熱心に分析もし、休みの日にも台本を見ていた。気持ちが大きく変わったと感じた。心から頑張りたいと思った」と目を輝かせた。

「演技的に転換点でもあり、私が作品を多くはしなかったが、短い時間で色々な作品をやってきた。その作品のキャラクターも似たような性格のキャラクターが多かった。だから、これから私が演技をするには、もっと面白く本当に本気でするには何か新しい役割が必要だと思うし、それをやり遂げればもっと勇気が出ると思ったが、私がうまくやり遂げたかは視聴者の方々が判断してくださるのでむやみに私に対して評価することはできない。でも、私は本当に面白かった。ヨジンをしながら私がこんなことも言って、こんな感情表現もできるんだと思って面白かった。今後の作品でさらに何か熱心にキャラクターと作品を構築していくことに熱心にできそうだ」と強調した。

「ヨヌの再発見」という称賛に悲鳴のような声を上げて喜ぶと、「本当に違う表現をしようと努力したが、それが受け入れられたようで気分が良かった」と明るい笑顔を見せてくれた。

そんなヨヌにとって『ゴールデンスプーン』とは

「ドラマが与える意味からは、『スプーン』は重要ではないようだ。先日までは“スプーン階級論”(韓国発祥のミーム、日本の“親ガチャ”に類似したネットスラング)が本当に蔓延していた。ところがドラマを通じて、これは重要ではないと伝えたかったようだ。私もそう感じた。実際、多くのキャラクターが『ゴールデンスプーン』になるために多くのことを犠牲にしたり、自身を捨てたりもするが、結局何かを得るためには多くのことを失うことになる。ゴールデンスプーンに意味がないというのがドラマのメッセージのようだ。その言葉の意味であり」と力を込めて語った。

さらにヨヌは「人生で最も重要なことをドラマと関連付けて見るなら、自分の人生を自分で作ることが重要だと思う。奪いたい、誰かのようになりたいという気持ちよりは、私が自分のものを構築していく過程が人生で最も重要なようだ。私もそう感じるし、ドラマでもそういう内容を語っているから」と話した。

(画像=9アートエンターテインメント)

“誇らしい”キャリアであるMOMOLANDを経て、豊富な演技力が認められたヨヌ。彼女が見せるもう一つの歩みに注目が集まる。

【写真】パニック障害克服!ヨヌ、自撮り写真で近況報告

ヨヌ、悪質ファンの「つきまとい行為」に苦言

【写真】ヨヌの華やかなビジュアルが話題に

前へ

2 / 2

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集