激務や予算不足に苦しみ24歳で亡くなった韓国ドラマPDの遺族に制作会社側が謝罪「最善を尽くす」

2022年11月09日 話題

これに対して3月、スタジオS、遺族代表、言論労組、両側法律代理人などが参加した共同調査委員会が故人の死因究明、名誉回復、再発防止対策の樹立などのために計画を立てて、調査に乗り出した。

(写真提供=スタジオS、全国言論労働組合)11月8日に行われた記者懇談会

この日、スタジオSのハン・ジョンファン代表理事は、「故イ・ヒムチャンPDが体験した苦痛を厳重に受け入れた」として謝罪した。同時に「再びこのようなことが起きないよう改善策を忠実に履行し、故人の名誉回復のために最善を尽くす」と明らかにした。

言論労組SBS本部のチョン・ヒョンテク本部長は、「制作環境の変化と負担が労働者個人に伝わってしまうことを改善するために合意点を探した。強制性を持たせるために団体協約を締結することにした」と伝えた。

特に、番組の事前制作期間に対する合意がなされた。スタジオSの労使は、少なくとも6カ月以上の番組事前制作期間を確保することにした。また、職務ストレス管理システムを導入し、週1回の休日を保障することにした。

ドラマ『消防署の隣の警察署』は来る11月12日に初放送を控えている。第1話と最終話には、故人を追慕するメッセージが挿入される予定だ。

(画像提供=SBS)ドラマ『消防署の隣の警察署』

また会社で毎年、故人に対する追慕儀式を行い、言論労組SBS本部は故人の命日を「組合員安全の日」に指定する計画だ。

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