「韓国は不義と格差の社会」『江南スタイル』歌手PSYのコンサートで死亡事故、“帰化”教授が苦言

2022年08月02日 話題

『江南スタイル』歌手PSYのコンサートで舞台撤去中に外国人作業者が命を失った事故について、ロシア出身で韓国に帰化したノルウェー・オスロ国立大学のパク・ノジャ教授が苦言を呈した。

【全文】歌手PSYのコンサートで死亡事故発生、20代男性が転落

パク教授は最近、自身のフェイスブックにPSYの「びしょぬれショー」で外国人スタッフの死亡事故が起きたことについて、「故人の冥福をお祈りする」と始まる長文を掲載した。

彼は「やはりこれが韓国の現状だ。PSYのような韓国歌手たちは、全世界に名声を馳せることができるが、国内でその公演の物質的なインフラを担当する労働者たちは、過去と同じように命を差し出して危険な環境で仕事しなければならない。事故で幽明を異にしても、責任者の処罰などはない」と指摘した。

続けて「国内映画やドラマが全世界を席巻し、私の娘まで韓国ドラマのファンだが、国内芸能界では俳優の上位1%の年平均収入が20億ウォン(約2億円)以上で、下位90%は700万ウォン(約70万円)ほどだ。俳優10人中、9人が主要(演技)活動で1カ月平均、60~70万ウォン(6~7万円)を稼いで生きているということだ。ツージョブ、スリージョブをしながら」と説明した。

そして「公正?私は公正の“公”の字もとうてい見つけることができない。韓国は未だに不義と格差の社会で、その格差は深まるばかり」とし、「もう一度、亡くなった方の冥福を祈る」と付け加えた。

(写真提供=OSEN)PSY

先立ってPSY側は今回の死亡事故について、公式立場を明かしている。

7月31日夜、PSYの所属事務所P NATION側は、「不意の事故で幽明を異にした故人に心から哀悼を表す」と、故人の冥福を祈った。舞台照明を撤去していた20代の外国人男性が転落し、出動した消防当局によって心停止状態で近くの病院に移されたが、最終的に死亡したことがわかった。

故人はモンゴル国籍の20代男性で、舞台構造物を制作するA外注業者に雇用された人だ。P NATION側は、「不意の事故で幽明を異にした故人に心から哀悼を表します。また、遺族の方々にも深いお見舞い申し上げる」とし、「P NATIONは見えないところで汗を流すスタッフの努力をあまりにもよく知っているため、今回の事故がさらに悲痛なばかり」と伝えた。

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