劇中、ベトナム戦争に参戦した軍人のウォン・ギソン将軍が“武功”を立てたと描写された場面や、参戦軍人が「韓国軍1人当たりベトコン(北ベトナムの指導のもと結成された南ベトナム解放民族戦線の俗称)20人を殺した」などと話したシーンだ。
それらのシーンが公開されると、ベトナム視聴者からの抗議が殺到した。
10月7日のベトナムメディアによると、前日の正午頃、ベトナムNetflixから『シスターズ』の配信が中断されたという。
Netflixで配信された韓国ドラマが他国から批判を受けた例は少なくない。最近も韓国ドラマ『ナルコの神』が、舞台となった南アメリカの国家スリナム共和国から抗議を受けた。
スリナムの外交・国際ビジネスおよび国際協力(BIBIS)長官が9月12日、現地記者会見で「Netflixシリーズ『ナルコの神』がスリナムを否定的な見方で扱った。このシリーズ制作者に対して法的措置が取られるだろう」などと話し、「(麻薬運送国家という)イメージを改善するために努力したが、このようなシリーズによって再びスリナムが不利な状況に置かれた。両国の良好な外交関係によって、韓国当局とは連絡が取れるだろう」と伝えた。
『イカゲーム』をきっかけに、世界各国で視聴されるようになった韓国ドラマ。各国の文化的な特性を考慮・配慮する課題が浮上している。
■ドラマ好きは必ず観るべき!『シスターズ』が名作であると断言できる理由