BTS・VとBLACKPINKジェニーの熱愛説は“プライバシー流出問題”へ…所属事務所が強硬対応できないワケ

2022年09月01日 話題 #BTS #BLACKPINK

世界的な人気を誇るBTSのVとBLACKPINKのジェニーの熱愛説がトップスター同士の熱愛への興味を超え、サイバー犯罪によるプライバシー流出の憂慮につながっている。

【写真】Vとジェニー、3枚目…お揃いTシャツの“密着ショット”

Vとジェニーは今年5月、一緒に済州島(チェジュド)旅行を楽しんだという目撃談が登場して、初めて熱愛説が浮上した。人気スター同士の熱愛説は大きな話題を集めたが、双方の所属事務所は沈黙で一貫した。

問題はその3カ月後に起こった。8月23日から29日まで、Vとジェニーと推定される人物が一緒に写っている写真が相次いで公開されたのだ。

熱愛よりもハッキング被害への心配

BTS・V(左)とBLACKPINKジェニー

最初は鏡を使った自撮りくらいの水準だったが、徐々にプライベートな空間で撮っている写真やお揃いのTシャツで顔を近づけた写真などが公開された。それらの写真はいずれもジェニーと推定される女性が撮った“鏡自撮り”だったため、ジェニーのSNS非公開アカウントがハッキングされたのではないかという推測が出てきた。

特に写真を流出させたツイッターアカウントに「キスとハグなどをしている写真もある」というコメントが書き込まれ、ハッキング説に説得力が加わっている。

これまで拡散された写真の2人は、Vとジェニーと推定されるだけで確認された事実はない。一部のファンは合成写真と主張したりもしたが、8月30日、2人の写真を流出させたと主張する人物が直接登場し、状況は一変した。

ファンの相次ぐ通報でツイッターが停止された、その人物Aは8月30日、メッセンジャーアプリ「テレグラム」にチャットルームを開設し、自分がVとジェニーの写真を流布したと主張した。それと共に「ジェニーに何度もメッセージを送ったが、一度も返事をもらえなかった」と明かした。

またAは2人の写真が合成ではないと主張し、「もし私がそうしたとすれば(合成したとすれば)ジェニー、V、または彼らの法的代理人が私に連絡して告訴せよ」と付け加えた。それと共に「私が逮捕されるほど悪かったと思うのなら、(2人の所属事務所である)YGエンターテインメントとBIGHIT MUSICにそうしろと言え」と、むしろ強気な立場を示した。

BTS・V(左)とBLACKPINKジェニー

Vとジェニーの熱愛説が浮上した当初は、K-POPを代表するトップアイドルメンバーの熱愛という点で注目を集めた。熱愛がいくらプライベートな領域とはいえ、数多くのグローバルファンを持ち、知名度、影響力を持つトップスターの熱愛は、芸能イシューとして最も注目を集めるしかない。それに対する議論は以前から続いてきたが、業界では大衆の関心を集めるスターとして、ある程度のプライバシーの露出は“スターの宿命”と見なされることもある。

とある芸能事務所の関係者は、「以前に比べてスターの熱愛に対する見解が寛大になったが、スター自身にとって公開的に熱愛を認めることは、自らにレッテルを貼ることになるので負担になる。自分の本業よりも熱愛のほうが関心を集めるからだ」と話した。

最も困っているのは2人の所属事務所?

しかし今回のVとジェニーの場合は、同じ文脈で考えると危険をはらんでいるように見える。サイバー犯罪の“被害者”になりうるためだ。世論もやはり、彼らの熱愛に対する単純な興味を超え、ハッキングによるプライバシー流出に対する憂慮の見方に変わっている。

自分をARMY(BTSファン)というとあるファンは、「ファンは熱愛が事実かどうか気になるのではない。合成なのかどうかもわからない写真が不法に流布されていることが、ファンの立場では、アーティストの被害につながるのではないかと心配だ」と述べた。

ハッキングという犯罪行為が関連している可能性があるだけに、さらに慎重な態度が必要だという声も出ている。

現在、最も困っているのはBTSの所属事務所BIGHIT MUSICとBLACKPINKの所属するYGエンターテインメントだ。彼らは未だに「アーティストのプライバシーなので確認が難しい」という返事以外、特別な立場を出していない。

しかしハッキング犯だと主張した人物が、あたかもイシューを楽しんでいるかのような文章まで掲載した時点で、アーティスト保護のために所属事務所がサイバー犯罪捜査の依頼など積極的な措置を取らなければならないのではないかという声が上がっている。

とある業界関係者は「熱愛説を認めていないのに、流出写真に強硬な対応をすることも所属事務所の立場では容易ではないだろう。熱愛を認める形になるだけでなく、熱愛を認めたとしても、すでにハッキングされた後であるため写真の流出を防ぐことが難しい」と説明した。進むも地獄、退くも地獄というわけだ。

また別の関係者は「ハッカーと推定される人物が言論を利用して被害者と交渉しようとしていると見られるが、この事例が悪用されればVとジェニーだけでなく、さらに多くのスターがプライバシー流出の被害に遭うこともありうるので憂慮される」と付け加えた。

◇V プロフィール

1995年12月30日生まれ。本名キム・テヒョン。2013年にBTSのメンバーとしてデビューし、グループ内ではサブボーカルを務める。“美少年”と呼ぶに相応しいビジュアルとのギャップを感じさせる低音ボイスが特徴で、ボーカルラインの中でも主に中低音パートを担当している。優れたビジュアルが世界的に評価されており、映画情報サイト『TC Candler』が発表する「世界で最もハンサムな顔100人」の上位にたびたびランクインしている。

◇ジェニー プロフィール

1996年1月16日生まれ。2016年にBLACKPINKのメンバーとしてデビュー。グループ内ではメインラッパーとサブボーカルを担当。2018年に『SOLO』でソロデビューを果たす。同曲のミュージックビデオの再生回数は4億回を超えた。ファッションブランド「シャネル」のビューティーアンバサダーとしても活躍。どんなアイテムも難なく着こなし、「存在そのものがブランド」と呼ばれるほど圧倒的な存在感を放っている。

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なぜBTSの所属事務所はVとジェニーの“熱愛説”にだけ沈黙するのか

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