BTSに歌手IU、NCT DREAM…韓国で大規模コンサートが完全復活、公演文化に善良な影響力が広がる

2022年08月17日 K-POP #BTS

コンサートを控えたBTS(防弾少年団)から歌手IU、イム・ヨンウン、NCT DREAMなどが、それぞれの場所で新しい記録を作って活動の幅を広げている。

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興味深いのは、彼らが「初」「最大」というアーティストとして立派な成果を見せるだけでなく、K-POPシーンを善良な影響力で導いているという点だ。

まずIUとイム・ヨンウンは、それぞれソロ歌手として新記録を立てている。

初の単独全国ツアーコンサート「IM HERO」で計17万人のファンを集めたイム・ヨンウンは、来る12月にソウル高尺(コチョク)スカイドームでアンコールコンサートを開く。収容人数2万人に迫る高尺スカイドームでコンサートを行うのは、“トロット(韓国演歌)歌手”としてはイム・ヨンウンが初めてだ。

(写真提供=TVING)イム・ヨンウン

去る8月12~14日、「K-POPの聖地」と呼ばれるオリンピック公園体操競技場で計3万人のファンに会った彼は、「IM HERO」アンコール公演を高尺スカイドームの他、12月2~4日に釜山(プサン)BEXCOでも進行する予定だ。10代から90代までの多様な年齢層から支持を得て、アイドルの独擅場と思われていた音楽番組1位、アルバム販売量100万枚突破などの記録を作ってきたイム・ヨンウンが、高尺ドーム入りで再び自己記録を更新する見通しだ。

BTSのコンサートは10万人規模か

IUは韓国女性歌手として初めて、ソロ歌手としては7番目にソウルオリンピック主競技場でコンサートを開催する。デビュー記念日に合わせて9月17日と18日、3年ぶりに単独コンサートを開く。

(画像提供=EDAMエンターテインメント)IU

様々なヒット曲と話題を呼ぶ舞台マナーなどで信頼できる公演を続けてきたIUだけに、チケット前売りの熱気もいつも以上に熱かった。先立って8月8日に進行されたファンクラブ前売り分を除く3万席余りの前売りチケットは、たった5分で売り切れた。Melonチケットによると、IUのコンサート順番待ち番号だけで34万人を超えたという。

特に所属事務所側は前売りに先立ち、不正販売はもちろん、プレミアムチケット取引サイト等を通じて取り引きされる別名“闇チケット”に対しても強硬な対応方針を明らかにし、不正チケット取引に関する情報提供を受けると知らせ、コンサート文化に良い例を残した。

トップスターだけが立てる夢の舞台であるソウルオリンピック主競技場に初めて立つK-POPグループもいる。2年連続でトリプルミリオンセラーを記録し、強大なファンを誇っているNCT DREAMだ。同地で9月8~9日の2日間、「THE DREAM SHOW2 : In A DREAM」を開催する。

(画像提供=SMエンターテインメント)NCT DREAM

ソウルオリンピック主競技場はスタンディング席まで含めれば最大10万人の観衆を収容することができ、歌手にとって「夢の舞台」となっている。これまで同地で公演をしたアーティストは、1999年のH.O.Tを皮切りにgod、チョ・ヨンピル、SHINHWA、イ・スンファン、イ・スンチョル、JYJ、イ・ムンセ、ソ・テジ、EXO、BTS、PSYがいる。

NCT DREAMは去る7月29~31日、ソウル高尺スカイドームでコンサートを開く計画だったが、メンバーのマークとロンジュンが公演を控えて新型コロナに感染し、コンサート開催を取り消した。災い転じて福となすではないが、その結果、韓国最大規模の公演場で2回にわたってコンサートを開催するだけに、グローバルファンの熱い反響を呼ぶ見通しだ。

K-POPをリードし、ファンの結束力が最も高いBTSは、来る10月に釜山で史上最大規模のグローバルコンサートを準備している。

(写真提供=BIGHIT MUSIC)BTS

2030年の世界万博を釜山に誘致するための広報大使となったBTSは、「ワールドエキスポ誘致祈願」で開かれる今回のコンサートを通じて、久しぶりに全員が揃った“完全体”で帰ってくる。6月に発売したアンソロジーアルバム『Proof』活動後、4カ月ぶりだ。

国内外から10万人以上が訪れると予想される今回の公演場所として、社稷(サジク)アジアード競技場や三楽生態公園、北港一帯などが取り上げられている。4月の米ラスベガス公演も1回当たり5万人が集まった点を踏まえると、今回の釜山コンサートはそれ以上に規模が大きくなると予想される。

世界万博の誘致を広報する場であるだけに、無料公演として開かれる可能性も予想される。まだ2カ月の時間が残っているにもかかわらず、コンサートの予想時期に合わせて、一部のファンは早くも“宿舎取り”に乗り出している。

とあるK-POP界の関係者は、「新型コロナの規制が緩和され、コンサートを期待する心理が本格的に作用していると見られる。特に海外のK-POPファンが国内を多く訪れ、地域観光業界も“コンサート特需”への期待を高めている」と話した。

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