SNS広告と関連して議論に包まれた美人ダンサーのノジェ（NO:ZE）が連日、韓国芸能界を騒がせている。
先立ってノジェは7月4日、とあるメディアの報道でSNS広告を進行する過程で契約をまともに履行しなかったという事実が知られ、騒動となった。
ノジェと広告を進行したある中小企業関係者は、掲示物１件につき数千万ウォン（数百万円）を提供してノジェ側と契約したが、公開を要請した日に投稿されず、期限が過ぎた後に投稿が上がったと暴露した。また中小企業の広告アイテムの投稿は後に削除し、高級ブランドの投稿だけを残したとも主張した。
これに関して所属事務所側は「事実ではない」と否定したが、翌日、「当社の不手際により広告関係者と事前に約束した契約期間を守ることができず、アーティストとの不十分なコミュニケーションで期限内に投稿がアップロードできなかったり、削除されたりしていた点を確認した。不便さと失望をおかけして申し訳ない」と立場を翻し、論議を大きく育てた。
その後、ノジェは7月10日に行われたダンサーサバイバル番組『STREET WOMAN FIGHTER』のコンサートで、「これだけはわかっていてほしい。私たちはどんな瞬間も努力をしなかった人々ではない」と嗚咽する姿を見せた。
ただ、謝罪することなく涙でうやむやにしようとしているとの指摘が続くと、ノジェは最終的に7月12日、自身のSNSを通じて「弁解の余地なく、該当関係者の方々に被害を及ぼし、失望を与えて心より申し訳ない。多くの方々に愛されただけに責任感を持って行動すべきだったが、そうできなかった自分の姿を深く反省し、依然として学ぶことが多いということに気づいた」と、自筆の謝罪文を掲載して謝罪の意を明らかにした。
それでもノジェの議論は、収まる気配を見せていない。
謝罪文を上げた当日、ノジェが出演するパク・ジェボムの新曲『Need To Know』のミュージックビデオが公開され、ノジェに対する否定的な世論が続き、パク・ジェボムにまで余波が広がった。
ノジェに対する暴露も続いた。最近、とあるオンラインコミュニティには、広告撮影のアシスタントを務めたというAさんの文章が掲載され、注目を集めた。
ノジェの出演広告の絵コンテを証拠としてアップしたＡさんは、「ノジェのことがとても好きだった。しかし一緒に働いた日に“脱ファン”した。とても大変だった。とりあえず私はその現場で、雰囲気を良くしようと四足で這った」とし、「撮影現場の雰囲気を悪くして、気難しくて。そのような典型的なタイプだった」と主張した。
ノジェとSNSの協賛を進行したと主張したBさんは、「Mnet『STREET WOMAN FIGHTER』がヒットする前、ノジェのチームであるWAYBと、他のダンサーチームに協賛を進行したことがある。だがノジェだけが掲示してくれなかった。今回の事態のとき、“やはりその癖は消えないな”と思った」と暴露した。
他にも、広告撮影時のノジェの態度が良くなかったという暴露が続き、彼女をめぐる議論はさらに深刻化している状況だ。最初の疑惑が浮上した際、いち早く過ちを認めて謝罪していれば、議論がこれほど大きくなることもなかったはずだ。所属事務所のいい加減な対処と、遅すぎたノジェの謝罪が火種を育てたのではないだろうか。
ただ一部からは、真偽が不明な文章で責め立てるのは間違っている、謝罪もしたので後に同じ過ちをしなければいいという声も出ている。
ノジェがSNS広告の契約をきちんと履行しなかったことは間違いだが、過熱した雰囲気のなかで真偽が定かではない匿名の暴露文を信じて過度な非難を加えることも、やはり控えなければならないことだ。
いずれにしても、短期間で大衆の大きな注目と愛を受けることとなっただけに、未熟な部分が目についたことは事実だ。今回の議論をきっかけに、さらに成熟したノジェの姿を見ることができることを願っている。
（記事提供＝OSEN）
◇ノジェ プロフィール
1996年2月12日生まれ。ラッパーのZICOやLoco、歌手RAINなどのバックダンサーを担当。EXOカイのソロデビュー曲『Mmmh』のパフォーマンスステージにダンサーとして登場した際に、「あの綺麗な子は誰？」「SMエンタの練習生？」とSNSや各種コミュニティ掲示板などで話題になった。その後、韓国で人気を博した女性ダンサーサバイバル番組『STREET WOMAN FIGHTER』に出演したことで再び注目を集め、存在感を見せつけた。
前へ
次へ
