トップに立ったアイドルグループのメンバーたちが、ソロアーティストとしても輝かしい成果を収めている。
TWICEのナヨンとBTS(防弾少年団)のJUNG KOOKが、それぞれソロ活動で意味のある成果を収めたなかで、BTSのJ-HOPEがグループ初のソロアルバム発売を控え、世界中の注目が集中している。
何よりも彼らはデビューからずっとグループ活動に集中してきただけに、ソロ活動で新たな第2幕を開いていることがさらに感動的だ。
TWICEメンバーとして初めてデビュー7年ぶりにソロデビューしたナヨンは、ソロアルバム『IM NAYEON』で史上初と過去最高の記録を作った。
タイトル曲『POP!』を発表してソロアーティストとしての第一歩を踏み出した彼女は、7月9日付の米ビルボードメインチャート「ビルボード200」で7位に入り、同チャートでK-POPソロアーティスト歴代最多となる週間アルバム販売量を記録した。これまで「ビルボード200」で韓国歌手のソロアルバムの最高記録は、BTS・SUGAのミックステープ『D-2』が記録した11位で、その記録を破ってK-POPソロの最高記録を更新したわけだ。
その他にも米ビルボードの計18チャートに堂々と名前を上げた。特にナヨンは「トップアルバムセールス」チャート1位でデビューした初のK-POPソロアーティストであり、今年の「ワールドアルバム」チャートのトップを記録した唯一の女性アーティストとなり、グローバルな人気を再証明した。
K-POPをリードしているBTSがソロ活動を本格化すると宣言したなか、莫大な波及力とファンを保有したグループだけに、ソロ活動にも多くの関心が集まっている。
JUNG KOOKは米シンガーソングライターのチャーリー・プースとコラボし、6月24日にリリースした曲『Left and Right』でグローバルな火力を実感させた。『Left and Right』は7月9日、「HOT100」の22位に入った。該当週の「HOT100」にチャートインしたデビュー曲のなかで最も高い順位だ。
JUNG KOOKがデビュー後、初めて披露した正式デュエット曲だけに、多くのファンの関心を呼び集めた。ミュージックビデオは7月12日9時基準、再生回数1億回を目前にしている。
BTSのまた別のメンバー、J-HOPEはグループ内で初めてソロアルバムを発売する。最近、BTSのメンバーたちは、これまで「ミックステープ」(非正規アルバム)だけで行ってきたソロ音楽活動を正式に繰り広げていくと明らかにした。
初ランナーとなるJ-HOPEは、初ソロアルバム『Jack In The Box』の発売を先立ち、7月1日に先行公開曲『MORE』を発表した。同曲は公開後、84の国や地域のiTunes「トップソング」チャートで1位に上がった。
『MORE』で申告式を行ったJ-HOPEは、来る7月15日にソロアルバム全曲を披露する。所属事務所BIGHIT MUSIC側は、これまでの枠組みを破って前に進むJ-HOPEの悩みと情熱を込めたアルバムであることを予告した。まだ正式アルバムが発売される前だが、先行公開曲『MORE』に集まった関心と成果を踏まえると、彼のソロデビューは成功すると予想される。
ここまで見たように、K-POP市場を代表するトップアイドルグループのメンバーたちが、次々と新たな挑戦に乗り出している。彼らの挑戦は何をもたらすのだろうか。
とあるK-POP関係者は、「ある程度の年月が過ぎてグループのカラーを構築してからソロの歩みを始めるケースが多い。グループ活動を通じて解消できなかった個性と数年間活動して経験した限界を破り、アーティストとして自分の力量を検証される機会として受け入れられている」とし、「再契約の問題や軍入隊などグループの空白期を控えた状況で、ソロとして活動しながらグループの存在感も維持することができる」と話した。
また別の関係者は、「TWICE、BTSなどはグローバル音楽市場で圧倒的な人気を謳歌し、すでに一定水準以上のグローバルファンを保有するグループであるため、ソロアルバムも多くの愛を受けるだろう」とし、「ソロでも大きな成果を収めた後、8月にグループ活動に復帰するBLACKPINKも似ている。それぞれの時間を持って、また一緒になったときのシナジー効果はさらに大きいだろう」と展望した。
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