坂本龍一作品の盗作は1つではなかった?韓国歌手に再び疑惑…複数楽曲が対象で常習の可能性も

2022年06月18日 話題

巨匠・坂本龍一の作品を“盗作”したと認めた韓国の歌手・作曲家のユ・ヒヨルに、新たな盗作疑惑が浮上した。

【注目】ユ・ヒヨル、坂本龍一からの盗作を認める…健康を心配するコメントも

6月15日、ピアノ作曲家のJUNJO(ジュンジョ)は、自身のYouTubeチャンネルで、プロジェクト『ユ・ヒヨルの生活音楽』の『私が点く時間』が、坂本龍一が2020年にYouTubeライブで披露した『1900』と似ているという指摘した。

彼の主張は、「イタリア映画『1900年』の挿入歌であるエンニオ・モリコーネの曲を、坂本龍一がピアノで編曲して披露したが、(坂本龍一は)コメントでもモリコーネに言及している。ただユ・ヒヨルは同じメロディーをメインテーマに持ってきており、原作者(モリコーネ)や編曲者(坂本龍一)に対しては言及せず、本人の曲かのように作品を発表したものと見られる」というものだ。

(写真提供=OSEN)ユ・ヒヨル

そして「私も同様の音楽家として、ジャンルにおける“無意識な模倣”は、ある程度避けられないと思う。同時代の作曲家たちが、互いに影響を与えながら発展していく方式でもある」と説明している。

日本作品の盗作はこれまでも多々

ほかにも2013年に放送されたバラエティ『無限挑戦』(原題)内の特集で披露された『Please Don't Go My Girl (Feat. キム・ジョハン)』に対する盗作も提起された。

自信を音楽トレーナーと称している、とあるユーチューバーは16日、「ユ・ヒヨルの盗作疑惑は2013年がさらに問題だった」というタイトルの動画を投稿。『Please Don't Go My Girl』と、アメリカのR&Bグループ、パブリック・アナウンスメント(Public Announcement)の『Body Bumpin』を比較し、「盗作かどうかは分からないが、前後の情況上、疑わしい」とした。

なお先立って6月14日、ユ・ヒヨルは所属事務所のSNSで、「『ユ・ヒヨルの生活音楽』プロジェクトの2番目のトラックである『とても私的な夜』と、坂本龍一の『Aqua』が似ているという情報提供を検討した結果、曲のメインテーマが十分に似ているということに同意することになった」と明らかにしていた。

そして「長い時間、最も影響を受け、尊敬するミュージシャンなので無意識のうちに私の記憶の中に残っていた類似の進行方式で曲を書くことになった」と釈明。「発表当時、純粋な創作物と考えたが、2曲の類似性は認めざるを得なかった」とし、「十分に観察できず、多くの方々に失望を与えたことに対して謝罪の言葉を申し上げる」と謝罪の意を伝えていた。

今回の坂本龍一に限らず、韓国では日本発の作品を盗用したとされるものが多数出ている。昨今では週刊少年ジャンプの『鬼滅の刃』とキャラが酷似したアプリゲームや、同じくジャンプの『チェンソーマン』とストーリーが似ていると指摘されたウェブトゥーンが公開された。

前者はローンチから6日でサービス終了、後者は2話で一時連載中止と早々の対応を取ったが、今回のユ・ヒヨルのケースはどのような結末を迎えるのか。引き続き注視したい。

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