『江南スタイル』をはじめ、最近ではBTS・SUGAとのコラボ曲『That That』などで話題の歌手PSYが、批判を受けている。
PSYの公演「PSYずぶぬれショー2022」のステージに水300トンが必要だと知られ、韓国で長らく干ばつが続き、水不足が懸念されている時勢と関連して論議の的となり、1都市での開催を取り消したが、今度は防疫当局まで細菌繁殖の懸念を示したのだ。
先立って「PSYずぶぬれショー2022」が来る7月9日から8月20日まで7週間、仁川、ソウル、水原、江陵、麗水、大邱、釜山の全国7都市で行われると発表された。
そんななか6月16日、PSYは自身のSNSを通じて「2022年8月27日の開催を目指して推進した『PSYずぶぬれショーSUMMER SWAG 2022-清州』公演が避けられない理由により実現できなかった」と、追加した清州公演の取り消しを知らせた。
この告知は、わずか3日前に追加公演が決まったと伝えたばかりであったため、何があったのかと注目を集めた。6月13日、PSYは「とある都市が追加されました#PSYずぶぬれショー2022 #summerswag2022」と伝えている。
ただ、韓国だけでなく世界的に干ばつが起きており、さらに環境問題まで取り上げられたにもかかわらず、公演を追加したPSYには批判的な視線が続いていた。特に『私の解放日誌』に出演した女優イエルは、「ずぶぬれショー」と同じく水300トンが必要な「ウォーターナイト・ソウル2022」について指摘し、むしろその水をソヤン川に撒いてほしいと言及した。
現在、韓国の農家では深刻な水不足が続いており、政府が給水対策まで出したかと思えば、干ばつによる山火事も多数発生している。多くの人々の批判のなかで、PSYが「ずぶぬれショー」の公演を取り消したことについて、今回の議論が関連しているのではないかという意見が出ている。
現在、PSYは具体的な理由については言葉を惜しんでいる状況だ。
さらに泣き面に蜂で、今度は防役当局がPSYの「ずぶぬれショー」に対して、「公演中に水を撒いてマスクが濡れる場合、細菌の繁殖など危険が高い」という立場を出した。
中央防疫対策本部のコ・ジェヨン危機コミュニケーションチーム長(疾病管理庁報道官)はブリーフィングで、「マスク着用義務が適用される大型屋外公演でマスクが濡れた場合、ウイルス遮断機能が落ちて感染リスクがあるのではないか」という質問に、「水に濡れたマスクは細菌の繁殖など危険が高い。マスクの交換など適正な措置がなされなければならない」と答えた。
ただし防役当局は、公演方式が防疫指針を破るかについては「確認が必要だ」と伝えるにとどめた。
深刻な干ばつやコロナ問題のなか、PSYは予定通りに「びしょぬれショー」を開催できるのか。注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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