乳がんと診断され手術を受けた今年60歳の元祖“CM女王”ソ・ジョンヒ、その波乱万丈な人生とは

2022年04月20日 話題

今年60歳となるタレントのソ・ジョンヒがシングルライフを楽しんでいたなか、乳がんと診断されて手術を受けた。幸いなことに手術は成功し、コンディションも回復中だ。

【写真】「還暦目前」のソ・ジョンヒ、“驚異のすっぴん”

ソ・ジョンヒは19歳のときに街中でスカウトされてデビューし、1980年代の“CM女王”として愛された。その後、コメディアンのソ・セウォンと出会い、19歳で妊娠、22歳で結婚した。

芸能界にデビューしてすぐに6歳年上のソ・セウォンと結婚したわけだが、当時は彼女の母親がソ・セウォンとの結婚に強く反対した背景がある。しかし娘ソ・ドンジュを妊娠したため、最終的に結婚を強行した。

おしどり夫婦の衝撃の実体

ソ・ジョンヒは、とあるバラエティ番組で「あの時は思考の判断能力がなかった。結婚式を娘が生まれてから行った。とにかく多くの方々が知っている通りだ。それでも、その結婚生活が幸せで、小部屋から自分の才能を生かせた。部屋から出なかったので、書くことができた」と述べた。

続いて「ソ・セウォンが初めての男で、終わったときも初めての男だった。私はそれをとても誇りに思っていて、結婚を通して自分を慰めた。一人の男のために自分の人生を終えることができたらどんなに誇らしく、子供にとっても純潔な母親になろうと努力した」と振り返った。

(画像=SBS Plus)バラエティ番組に出演したソ・ジョンヒ

しかしスター同士のおしどり夫婦と知られたソ・ジョンヒとソ・セウォンは2015年、結婚から32年を経て合意離婚した。その過程でソ・セウォンが暴行する監視カメラ映像が公開されるなど、イメージとは180度異なる衝撃の実体が明らかになり、多くの人が驚きを隠せなかった。

ソ・ジョンヒは「大変な過程が大々的に公開され、それを見てからは言うことがなくなった。過去をすべて後悔し、多くの誤解と偏見があるが、自分が苦しんだことを話し続けるのも礼儀ではないようだ」とし、「今は本当に幸せだ。離婚する前には“ここから出たら私は死ぬだろう”という気持ちだった。家庭を守れなかった罪悪感で“生きていてはいけない”と思ったが、信仰の力でここまで来た。それで耐えて立ち上げることができた。そして子供たちが健康に成長してくれて、私の大きな力になった」と打ち明けた。

ソ・セウォンと離婚後、一人立ちしたソ・ジョンヒは、エッセイ『一人で買うのがいい』(原題)などを出版して作家に変身。また崇実サイバー大学の音楽学部ピアノ学科に入学して勉学にも励んだ。さらに様々なバラエティ番組に娘ソ・ドンジュと出演して堂々としたシングルライフを告白し、SNSを通じてはインテリア能力を示したりした。

しかし今年4月中旬、ソ・ジョンヒの乳がん手術のニュースが伝わり、大きな衝撃を与えた。ソ・ジョンヒは最近、乳がんの初期との診断を受け、ソウルの病院に入院して4月13日に手術を受けたという。

これに対して所属事務所の関係者は「ソ・ジョンヒが乳がん手術をきちんと受け、退院後は娘ソ・ドンジュの極度なまでの保護のもとで療養中」とし、「今は早く健康を回復中だ」と話した。

がんの手術であるだけに回復までにかなりかかると予想されているが、これに対して関係者は「がん手術なので、早い回復は大変だろう」とし、「少なくても2カ月は療養をしながら体を見守っていかなければならないようだ」と付け加えた。

(記事提供=OSEN)

◇ソ・ジョンヒ プロフィール

1962年12月14日生まれ。韓国では“最も美しい60代”と呼ばれている。MBNの『トロットファイター』(原題)、SBSプラスの『お姉さんには言ってもいい』(原題)、KBS2の『パク・ウォンスの一緒に暮らしましょう』(原題)など、様々なバラエティ番組に出演し、活発に活動している。

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