ロシア軍との戦闘に参戦するためにウクライナに向かった韓国の海軍特殊戦戦団(UDT/SEAL)出身の元軍人イ・グンが、同僚の悲報を知らせて追悼した。
イ・グンは3月8日、SNSを通じて写真を投稿した。
公開された写真でイ・グンは、ヘリの中で同僚といたずらな表情とポーズをとっている。悲報を聞くことになった同僚との最後の写真で、懐かしさを表現した。
イ・グンは「YOU WILL BE MISSED #KENRHEE #イ・グン #イ・グン大尉 #ROKSEAL #EXTREMEFORCE #WINGSUIT」などのハッシュタグと共に、「EXTREME FORCE国家代表ウィングスーツチームの一人が、パラシュートの開放問題で 3月6日、お亡くなりになりました」とし、同僚の悲報を伝えた。
彼は「兄貴と一緒に行った降下と過ごした時間、楽しかったです。最後の道を直接訪れて、お見送りできず申し訳ありません」と述べ、「故人の冥福をお祈りします。FLY FREE BROTHER」と残した。
どうやら現在、イ・グンがウクライナにいるため、見送ることができないということのようだ。先立って3月6日、イ・グンはSNSを通じてウクライナ義勇軍に参戦することを知らせた。空港で仲間2人と一緒に出国する写真を載せたのだ。
実際に彼がウクライナに向かったのか半信半疑の状況で、翌7日、イ・グンはウクライナに到着したというニュースを伝えた。
彼は「私たちが旅行禁止国家に入ると犯罪者として扱われ、1年の懲役または1000万ウォン(約100万円)の罰金処罰を受ける可能性があるという脅迫を受けた」と旅券違反法に言及した。それでも「処罰されるとしても私たちはただ静かにいることはできなかった。生きて帰ってきたら、その時は全責任を負って処罰を受ける」と明らかにし、意志を曲げない立場を伝えた。
実際に韓国の旅券法第26条によると、イ・グンの場合、1年以下の懲役または1000万ウォン以下の罰金に処される可能性があり、また旅券法19条、13条、12条により現在所持しているパスポートに対する返納命令、パスポート無効化、新しいパスポートの発行拒否および制限などの行政制裁を受けることもある。
なお、イ・グンは2018年に大統領警護処警護安全教育院教官団から感謝状を受け、2020年にはリアリティコンテンツ『カッチャサナイ ~愛すべきクズたちの挑戦~』に訓練教官として活躍し、人気を集めた。
(記事提供=OSEN)
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