韓国の歌手ヤン・ジュンイルが、新型コロナに関する発言で非難を浴びている。
ヤン・ジュンイルは最近、自身の公式YouTubeチャンネル「再起動ヤン・ジュンイル」でライブ放送を行い、ファンとコミュニケーションを取る時間を持った。
彼は同日、「今日そのニュースを聞いた。私がびっくりしたのが、オミクロンになったら6カ月間無料パスが出るということを聞いてびっくりした。これは、ただ早く全部そうなれば、(感染すれば)私たちは集まってもいいのかな?と1人で考えた。そうなれば(コンサートが)行われるのか」と語った。
この発言に対してプロデューサーが「出所が明らかでない。監督が言ったじゃないか。信頼できない」と話すと、ヤン・ジュンイルは「自分だけの欲が、突然1人で浮かんだだけ」と話している。
するとプロデューサーは「気をつけなければならない。でも、まずは罹らない方がいいから。実は、今日インスタを通じて一緒にいるということも最近の勢いが目立ち…」と急激に増えた新型コロナの拡散傾向について言及。事実、韓国国内における新型コロナの1日あたりの新規感染者は、2月22日を基準に17万人前後を行き来している状況だ。
そして、監督が2人にコロナ完治のメッセージを見せると、ヤン・ジュンイルは「そのパス?無料パス?」と関心を示す。「じゃあ、このような方たち(完治確認書)を持っている方は皆さん集まってもいいのか」と問いかけると、「私ではなく、後輩が(感染したもの)。よく分からない」と答えた。
これを見たプロデューサーは「完治確認書というものがあるんだな」と驚き、ヤン・ジュンイルは「それで私が思ったのは、それなら(オミクロン株に)かえって早く罹った方が…」と、早くオミクロン株の感染を受けた方がいいというニュアンスで話し、プロデューサーは切羽詰った態度で彼を阻止した。
しかし、ヤン・ジュンイルは「違いますか?違うんだ」とし、プロデューサーは「敏感になるかもしれないから。とにかく罹らないのが一番いい」と収拾したかに見えた。
ただ、この映像がネット上に広まると批判が殺到。オミクロン株が既存の変異種に比べて致死率が低く、ワクチン3次接種まで受けている場合、季節型インフルエンザと同程度の0.08%の致命率だとはいえ、依然として世界的にオミクロン株による死者が出ている状況で、このような発言は適切ではなかった。
ネットユーザーは、「在宅治療で亡くなる人が多いのに、あれは何を言っているのか」「周辺に感染者が出るたびに心臓がドキドキするんだけど…。あんなことを言う芸能人がいるなんて、とんでもない」「今、みんな気をつけていて敏感なのに…」と驚きを隠せないでいる。
この発言による波紋が広がると、ヤン・ジュンイルは自身のインスタグラムに「I'm So~ Sorry!!!」と書いた写真とともに、「私の愚かさで心を傷つけ、申し訳ありません。私は、我々が他の人々のようにCOVID(新型コロナ)に対する恐怖なしに暮らせる日々を切に望みます。私の話に、それ以外のことが反映されていたならば、心よりお詫び申し上げます。私は選ぶ単語を注意するように努力します。私は自分の足りない考えが明らかになりながら、それを通じて、また学ぼうと努力します。心から申し訳ありません」と謝罪文を掲載し、鎮静をはかっている。
(記事提供=OSEN)
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