BTS・J-HOPE「スランプに陥った。恥ずかしかった」VOGUEで特別カット&インタビュー【PHOTO】

2021年12月22日 話題 #BTS #写真

BTS(防弾少年団)のJ-HOPEの特別カットとインタビューが公開された。

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今年、BTSはアジア歌手史上初の「アメリカン・ミュージック・アワード(American Music Awards、AMA)」で、大賞とされる「Favorite Pop Duo or Group」を受賞し、誰も踏み込むことのできなかった前人未到の境地を切り開いている。

さらに、話題を呼んだColdplay(コールドプレイ)とBTSのコラボ。J-HOPEはRMとともにソウルオリンピック主競技場で開催されたColdplayの見に行ったこともあるほど、彼らのファンだったという。

「ファンとして彼らの公演を見たかったし、スタジアムコンサートをどんな風に解釈していくのか知りたかったんです。彼らのスタジアムワールドツアーは有名でしたし、僕たちの夢でもありましたから」。

(写真=VOGUE KOREA)J-HOPE

BTSとのコラボに「夢が叶った」とときめきを伝えていたColdplayのクリス・マーティンは、最も好きな曲としてJ-HOPEの『Chicken Noodle Soup』を挙げていた。 この曲のミュージックビデオでJ-HOPEは、50カ国あまりのダンサーたちと踊っている。小学6年生の時から歌手を夢見て、光州市・錦南路(クムナムロ)と忠壮路(チュンジャンロ)のアンダーグラウンドでダンサーとして名を馳せていたJ-HOPE。多くのことが変わった今でもダンスに対する情熱だけは変わらない。

練習室で1人ダンスに打ち込むJ-HOPEの表情は、ステージとは少し異なる。「この空間に入ると、大きな責任感で始めた過去のさまざまな記憶が浮かび、自分を見つめ直す機会にもなります」と語ったJ-HOPEだが、練習室について最初にすることはトイレに行くことだという。

「まずはを空っぽにして、体をほぐしましょう(笑)。その後、軽く練習する音楽聴きながらそのバイブスを身体に覚えさせるんです。そうやって集中しています。正直、以前ほど長くは踊れません。あの頃はダンスに無我夢中で…。今は楽しむ程度だけ。足りない部分があったら集中してやり込むので、状況によって練習時間は変わります」。

(写真=VOGUE KOREA)J-HOPE

多くのファンが、J-HOPEの次のミックステープを待っていることを彼も知っている。誰よりもストイックな彼は完成度を重要視しているのだ。

「しばらくスランプに陥ってた」と切り出したJ-HOPEは、「僕はダンスを通じて音楽に出会ったので、専門的な部分はまだまだディレクションが必要なんです。最近は多くのプロデューサーの方々に会って、僕の音楽を聴かせてフィードバックを受け、ジレンマに陥ってしまいました。自分が掴んだ音楽の方向性が難しいと悟りながらも、酷くメンタルが揺れたんです。早く解決したいのに上手く表現ができず、“自分の限界はここまでなのか”と恥ずかしくもなりました。これまで作った音楽を削除して原点から再び歩き出しています」と淡々と語った。

11年前に歌手になるため故郷を離れた少年は、今多くの人に愛されながらグラミー賞の候補者として、もう一度クリスマスイブを迎える。

「練習生生活を始めてからクリスマスの思い出はあまりありません。いつも何かを準備したり練習したり、デビュー後は年末の活動準備で忙しかったんです。小さな願いですが、今年は家族と一緒に静かにクリスマスを楽しみたい気持ちが大きいです」。

(写真=VOGUE KOREA)J-HOPE

ある番組でJ-HOPEは、もしも自伝を描くなら最初の一行目は「僕を導いてくれた人たちへ」と言っていた。「結局、僕を好きでいてくれた人たちが今の僕へと導いてくれたんだと思います。6人のメンバーを含め、家族、周りのスタッフ、大切なファンの方々。僕1人では多分不可能だった。この仕事を始めてからは、周りの人々がどのように考え、どのような感情を感じているのか、よく見えるようになりました。僕は周りの影響をたくさん受ける方ですが、彼らの温もりと心のこもった思いが僕をここまで引っ張ってくれたんだと思います。僕は人に恵まれています」。

さらに、ファンについて「ステージに上がってファンと向き合う時、BTSのメンバーになって本当に良かったと思います。僕のダンスを見てくれて、僕の歌を聞いてくれて、僕を愛してくれる人たちがいるから、僕がこの場に存在するということを確かに感じます。それは“J-HOPE”であり、“チョン・ホソク”でもあり、完全に僕が僕として楽しめる瞬間です」と語っている。

J-HOPEに、“チョン・ホソク”という本の最後の文章は何がいいか聞くと、「僕が導いた人たち」と答え、「つまらないと思うかもしれないけど、確かに僕が導く大切な瞬間と人々がいるから」と付け加えた。

(写真=VOGUE KOREA)J-HOPE

J-HOPEの特別カットとインタビューは、『VOGUE KOREA』2022年1月号と公式ホームページで見ることができる。

◇J-HOPE プロフィール

1994年2月18日生まれ。本名チョン・ホソク。2010年にBig Hitエンターテインメント(現HYBE)の練習生となり、2013年にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではメインダンサーとリードラッパーを担当しており、ムードメーカー的存在としても知られている。活動名である「J-HOPE」は、名字であるチョン(英:Jeong)の頭文字の“J”と、希望を意味する英単語の“Hope”を掛け合わせたものであり、「パンドラの箱を開けると底には『希望』だけが残った」というギリシャ神話に由来している。

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