『イカゲーム』が大ヒットしているなかで…Netflixが韓国の月額料金を引き上げ、ユーザーの反発必至

2021年11月18日 話題

全世界の会員数が2億人を突破したNetflixが、韓国市場の料金を12~17%引き上げたことがわかった。

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去る9月に韓国で制作されたNetflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』のメガヒットで、会員数増加と売り上げアップの効果が見えていた状況で断行される料金引き上げで、韓国ユーザーの反発は避けられそうにない。

また韓国国会で、Netflixのネットワーク使用料の支払いを義務化する法案を推進する状況で、自分たちが請求される費用を韓国ユーザーに背負わせようとしているとの見方もある。

11月18日、Netflixは同日から韓国での料金を引き上げた。スタンダードプランは月1万2000ウォン(約1200円)から1万3500ウォン(約1350円)に、プレミアムプランは月1万4500ウォン(約1450円)から1万7000ウォン(約1700円)に上がった。それぞれ12.5%、17.2%引き上げられた価格だ。ベーシックプランは既存の月9500ウォン(約950円)の価格を維持する。

Netflixはメンバーシップによってスマートフォン、タブレット、パソコン、テレビなどで同時視聴できる人数が違うが、ベーシックは1人、スタンダードは2人、プレミアムは4人まで同時接続が可能だ。

(画像提供=Netflix)

引き上げられた価格は新規加入者から適用され、既存の利用者も請求日以降、新しいプランに変わる。 Netflixは既存の会員に電子メールで月額料金の引き上げについて知らせる計画だ。

今回の価格引き上げについて、2016年1月に韓国市場に進出して以来、一度も料金を引き上げがなかったという点、コンテンツ投資を通じたサービス水準の維持などを理由に挙げている。

Netflixは定期的に各国の料金プランを調整しており、アメリカは昨年10月にスタンダードプランとプレミアムプランの価格をそれぞれ、月12.99ドル(約1480円)から13.99ドル(約1590円)、月15.99ドル(約1820円)から17.99ドル(約2050円)に引き上げた。

今年2月には日本でベーシックプランの料金を月880円から990円に、スタンダードプランを月1320円から1490円に引き上げた。

なおNetflixは韓国市場で、ネットワーク使用料を支払っておらず、指摘を受けている。ネットワーク使用料とは、NetflixやYouTubeなどのコンテンツ提供事業者がインターネット通信事業者(ISP)のネットワークを利用した対価で支払う料金を意味する。

先立ってNetflixのディーン・ガーフィールド政策総括副社長は去る11月4日、韓国を訪問し、「韓国でインフラやネットワーク使用料に関する議論があることを知っている。Netflixのストリーミングが効果的に、成功裏に提供されても、ネットの負担がない方法で協業することを約束する」と明らかにしたが、ネットワーク使用料に対するはっきりとした回答はしなかった。

Netflix側は「昨年、世界1000社のインターネットサービス提供業者(ISP)が無料で提供しているオープンコネクトを利用して、トラフィック全体の最小95%を削減し、1兆4100億ウォン(約1410億円)のコストを削減した。こうしたパートナーシップをもとに、ネットワーク生態系がISPとNetflixの両方にウィン・ウィンとなる環境を作ろうと努力中」と主張した。

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