女優の橋本環奈と上白石萌音が“千尋”役(Wキャスト)で主演する舞台『千と千尋の神隠し』が話題になっている。
11月10日にはポスタービジュアルが解禁となり、千尋に扮した2人の高い再現度が視線を奪った。舞台『千と千尋の神隠し』は来年3月から東京・帝国劇場で上演されるという。
このニュースはお隣・韓国でも話題になりそうだ。というのも韓国でも映画『千と千尋の神隠し』、ひいてはジブリ作品の人気が高いからだ。
韓国で公開された歴代日本アニメ映画の観客動員数ランキングを見てみると、1位は2017年1月に同国で公開された『君の名は。』(367万人)だが、それ以前は10年以上にわたって『ハウルの動く城』(301万人、現在2位)が首位をキープしていた。
『千と千尋の神隠し』(200万人)も、今年公開されて異例のヒットを記録した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(215万人)に抜かれるまで、長らくトップ3に君臨してきた。
『ハウル』や『千と千尋』だけでなく、2019年6月には『となりのトトロ』と『魔女の宅急便』が再上映されるなど、韓国では幅広いジブリ作品が人気だ。
そのなかでも『千と千尋』の存在感はたしかなもので、韓国最大のポータルサイト「NAVER」の映画セクションで映画ファンがジブリ作品につけている評点を見ると、『千と千尋』が9.37点で1位に輝いている。
興味深いことに、そんなジブリ作品は韓国アニメ映画界にも少なくない影響を与えているようだ。韓国では2016年9月に『月光宮殿』という長編アニメ映画が公開されたのだが、ストーリーや設定、雰囲気、キャラクターデザインなどが『千と千尋』にソックリで、騒動になるほどだった。
そんな韓国でも評価と人気が高い『千と千尋』がついに舞台化されるだけに、多くの注目が集まりそうだ。
■綾瀬はるかの新型コロナ入院に韓国メディアも注目している2つの理由
前へ
次へ