「もう二度と経験したくない」芸能人への“悪質コメント”で告訴された韓国ネットユーザーの体験談

2021年10月31日 話題

歌手ソン・シギョンに悪質なコメントを書き込んだネットユーザーが、告訴された体験談を明かして注目を集めている。

そのネットユーザーAさんは最近、とあるオンラインコミュニティに「侮辱罪で告訴された体験談」というタイトルの文章を上げた。

Aさんは「大量告訴をするとした○ン・○ギョ○に告訴された」とし、「私が2019年度に書いたコメントについて告訴してきた。コメントの内容は“考えは短いのに中顔部は長い”という内容だった。それに対して告訴され、ソウルの警察署で調査を受けてきた」と綴った。

中顔部(チュンアンブ)とは、おでこからあごまでの顔全体を3パートに分けた際の、まゆげから鼻先までの領域を意味する。最近、小顔や童顔の整形に対する関心が高まって生まれた言葉だ。

Aさんは「初めて電話が来たとき、オレオレ詐欺かと思った。けれど自分のニックネームと書いた内容も一致したため、そのときからとても緊張した。最初は名誉棄損で告訴されたようだが、調査を受けるときは侮辱罪に変わっていた」と述べた。

調査過程を詳細に伝えたAさんは、「調査を受けたのだが、本当に最悪だった。サイバー犯罪チームの調査を受けたのだが、ほかの警察の人もみんないた。陳述書を作成するために、一つひとつ全部聞いてくる。“あなたのニックネームで合っているか”、“この内容をなぜ作成したのか”、“こんなコメントをつけたら被害者がどんな心境になるか考えてみたか”、“誰に向かって書いたのか”などなど、全部聞いてくる」と説明した。

ソン・シギョン

続いて「帰る前に警察が量刑も教えてくれたのだが、私のコメントは他の被告訴人たちに比べれば軽微なほうなので、反省文も提出したし、大きく心配することはないと言っていた」と伝えた。

Aさんは「正確な結果は出てみないとわからないが、本当に二度と経験したくない。今回の出来事をきっかけに、芸能人に関連する文章にはコメントをつけないと心に決めた」と、反省する態度を見せた。

一方で、もし告訴された場合は「ただ単純な意見表明だったと強調し、反省していると話さなければならない。告訴された人がいるのであれば、必ず反省文を書いていけ。そうすれば量刑が軽くなる」とアドバイスした。

Aさんは自分を告訴した芸能人の実名を明かさなかったが、彼が言及した子音や“大量告訴”したという点から、歌手ソン・シギョンが告訴したと推測される。先立ってソン・シギョンは今年1月20日、法律代理人を選任し、悪質コメントをつけたネットユーザーたちを名誉毀損や侮辱の容疑で告訴した。

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