2度も意識を失ったまま発見された“薬物使用”の韓国人気歌手、控訴審でも執行猶予に

2021年10月13日 話題

“牛乳注射”と呼ばれるプロポフォールを常習的に使用した容疑で起訴された歌手フィソン(本名チェ・フィソン)が、控訴審でも執行猶予を宣告された。

【画像】人気歌手フィソン、薬物取引の瞬間!

10月13日、大邱(テグ)地裁・刑事控訴5部(キム・ソンヨル部長判事)の審理で行われたフィソンの控訴審では、検察の控訴が棄却され、原審と同じく懲役1年、執行猶予2年が宣告された。社会奉仕と薬物治療講義受講をそれぞれ40時間履修することと、追徴金6500万ウォン(約650万円)が命じられた。

検察は懲役3年を求刑していた。

フィソンは9月8日の控訴審結審公判のときと同じく、「過ちを認め、恥ずかしく思っている」と善処を訴えた。

裁判所は「被告人が同種の犯行で処罰されたことがあるにもかかわらず、再び犯行し、投薬した量も多い」としながらも、「自分の過ちを認めて反省している点、薬物依存を下げしようとしている点などを総合すると、原審が宣告した刑が軽いものとは見られない」と、棄却理由を説明した。

意識を失われたまま発見、2度も

フィソン

先立ってフィソンは2019年12月、プロポフォールを複数回使用した疑いを受けた。慶北警察庁は麻薬関連の諜報を確認する過程で、フィソンがプロポフォールを購入した容疑を捕捉し、起訴意見で2020年4月、検察に送致した。

その後、大邱地方検察庁はフィソンと彼の知人のチョン氏を麻薬類管理法違反の容疑で、2020年8月に在宅起訴した。今年1月に開かれた公判で、フィソンは容疑のほとんどを認め、検察は懲役3年を求刑していた。

特に2020年には、フィソンが薬物投与後に倒れて発見される事件が2度も発生し、非難の的となった。

フィソンは同年3月、ソウル松坡区の建物のトイレで倒れたまま発見され、その1カ月後の4月にも広津区のホテルのトイレで麻酔薬を投薬した状態で倒れたまま発見された。

しかしフィソンが投薬した麻酔薬エトミデートは、麻薬類に分類されたものではなく、参考人調査後に帰宅となった。当時、警察はフィソンがプロポフォールを購入した状況から捜査に着手し、当時は拘束令状も申請したが、逃走と証拠隠滅の恐れがないという理由で棄却された。

フィソン側もうつ病、パニック障害などの症状で精神科の治療を進めていると説明していた。

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