時代に合わない女性嫌悪の“単語”をセリフに使用して非難殺到…韓国公営放送KBSドラマの失態

2021年10月07日 話題

韓国KBS2の連続ドラマ『赤い靴』(原題)が時代の流れに合わない女性嫌悪のセリフを使ったという理由で、視聴者の批判に直面した。

問題となっているのは、去る10月4日に放送された『赤い靴』に登場した“単語”だ。

劇中、クォン・ヘビン(演者チョン・ユミン)、ユン・ヒョンソク(演者シン・ジョンユン)、チェ・スクジャ(演者パン・ヒョジョン)が結婚準備について話をしていたとき、チェ・スクジャが「韓服は私が言った東大門の市場で合わせた?」と尋ねた。

それに対してクォン・ヘビンが「そこではなく、他の所では駄目なのか」と暗に嫌な気持ちを伝えると、ユン・ヒョンソクは「ヘビンは味噌女だ。こんなに高級品でめかしこんでいる子が、東大門で合わせろと言われて喜ぶか」と述べた。するとチェ・スクジャはクォン・ヘビンに「表面だけ名品だからといってなんだ。中身が名品でなければ」と厳しい忠告を与えた。

時代に合わない「味噌女」

このシーンが放送されると、視聴者掲示板には批判が殺到した。セリフに使われた「味噌女」という単語が問題視されたのだ。

「味噌女」とは、2000年代の初め、特定の消費形態の女性を非難する造語として使われた。物質的な豊かさと外国式の生活にだけ価値を置き、アイデンティティを失った女性を意味する。この単語は侮辱のニュアンスが強く、時間とともに消えていった。

そのため時代錯誤だという理由でドラマに対する非難が相次いだ。

(画像提供=KBS)ドラマ『赤い靴』

「今が2000年代初頭でもないのに…味噌女という単語をセリフに書き込むほどなのだから、どれだけ時代の流れを読めないのか。謝罪してほしい」「女性視聴者が主な視聴層のはずなのに、女性を侮辱する言葉をあえて使用した理由は何か」「レベルが本当の悲惨だ。公営放送で女性嫌悪の単語を使うなんて何を考えているのか」「時代の流れを読めないのか。放送されるまで誰もこの単語を指摘しなかったことに驚く」などなど、多くの声が上がっている。

一方で、「味噌女という表現ひとつで、ここまで叩くようになると、どうやって作品を作ればいいのか。現実に味噌女が存在するのだから、表現されるのだ。作品自体の批判でもなく、単語ひとつを持って叩くなんて。このような方法で社会の現実を反映した創作物の創作意欲を折ることこそ、無知蒙昧な態度といえる」など、対立する意見もあった。

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(記事提供=OSEN)

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